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レジリエントな社会の構築を目指した生活に関する綜合的な認識形成とカリキュラム開発

研究課題

研究課題/領域番号 22K02545
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
研究機関愛知教育大学

研究代表者

青木 香保里  愛知教育大学, 教育学部, 教授 (00258683)

研究分担者 志村 結美  山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (00403767)
荒井 眞一  甲子園大学, 栄養学部, 教授 (80552877)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
キーワード日常生活 / 学校生活 / 体験・経験 / レジリエンス / お茶 / 教育課程 / 単元 / レジリエント・レジリエンス / 生活 / 綜合性 / 認識形成 / カリキュラム
研究開始時の研究の概要

本研究では、「レジリエンス」に関する認識と実践に資する教育内容と教育方法について具体的な検討を行い、授業プログラムの開発とカリキュラムの提案を行うことを目的とする。また、授業プログラムで取りあげる日常生活において育まれる「レジリエンス」につながる事柄や活動などを学校教育・教員養成・教員研修と連動・連携させた検討を目的とする。

研究実績の概要

日常生活と学校生活を往来する子どもは、変化の激しい社会とともに変化を求められ多忙化する生活のなかでストレスを抱えている。デジタル機器の利用時間の多さは、他の「体験」「経験」を減少させ、「体験」「経験」の幅を狭め、偏った価値観のもと日常生活と学校生活を往来する子どもは少なくないといえる。世界をみると、災害や感染症の流行は、地球温暖化やグローバル化などを背景に激甚化を加速化の様相を呈し、人類を脅かしている。昨今のように変化が激しく、複雑化・高度化する社会において、従前にも増して現実社会と向き合う思考の柔軟性・弾力性、すなわち「レジリエンス」を内包した思考が求められる。
各種デジタル機器やネットワーク環境の発展に伴い、ゲームや動画など様々なコンテンツから多様な「知識」や「情報」、他者の「経験」などを手軽に得ることが可能になった「子どもの多忙化」が語られる現代は、5割を超える子どもが就学前から習い事をし、都市部では幼稚園小学校のお受験に関心が寄せられ、子どもが学内外で様々な経験を得る機会は増加している。その一方で、子ども自身が体験する機会は総じて減少傾向にある。また、子ども間をみると、家庭の経済格差や貧困といった問題により、学習と生活のどちらにおいても「経験」に偏りが生まれ、偏りは拡大傾向にある。
文部科学省による調査では、「体験活動(自然体験・社会体験・文化的体験)」や「遊び」「読書」「お手伝い」は「向学的な意識」「自尊感情」「外向性」「精神的回復力」「感情調整」「心の健康」に概ね良好な影響を与えていることが報告されている。
以上から、子どもの「体験」「経験」を教育課程や単元・学習活動に位置づける現代的視点を包摂するテーマ・教材として「お茶」ならびに「お茶」をいれる活動に着目することにし、日常生活と学校生活をつなぐ生活文化に関する単元の構想した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究計画に従い、研究をすすめている。
レジリエントな社会の構築に向けて、日常生活のなかにある事柄や現象などを検討・分析し、教育内容研究をすすめている。

今後の研究の推進方策

研究計画に沿って、具体化・実践化をすすめる。
教育内容研究に基づく教材研究・単元の構想・カリキュラムの具体化・実践化をすすめる。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (14件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (14件) (うち査読あり 8件、 オープンアクセス 11件)

  • [雑誌論文] 日常生活と学校生活をつなぐ誠克文化に関する単元の構想-現代における「お茶」の意義とレジリエンス-2024

    • 著者名/発表者名
      青木香保里・荒井眞一
    • 雑誌名

      愛知教育大学教職キャリアセンター紀要

      巻: 9 ページ: 133-140

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] これからの消費生活を考える中学校技術・家庭科の実践-批判的思考力を育む授業開発「成年まであと5年」-2024

    • 著者名/発表者名
      中村恵美子・小原絵里・青木香保里・原田悦子
    • 雑誌名

      愛知教育大学教職キャリアセンター紀要

      巻: 9 ページ: 117-123

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 社会科教育における科学的社会認識の位置づけ2024

    • 著者名/発表者名
      荒井眞一・青木香保里
    • 雑誌名

      愛知教育教職キャリアセンター紀要

      巻: 9 ページ: 125-132

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 家庭科に関する研修(教科研修)受講者の意識と実態-受講者が研修に期待すること-2024

    • 著者名/発表者名
      青木香保里・木村紀子・志村結美・日景弥生・小椋育代・加賀恵子・鎌田浩子・黒光貴峰・小清水貴子・鈴木明子・妹尾理子・手塚貴子・村上睦美・室雅子
    • 雑誌名

      愛知教育大学研究報告

      巻: 73 ページ: 72-77

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 非常食と消費生活を掛け合わせた防災教育-将来の自分事として捉える-2024

    • 著者名/発表者名
      大川美沙季・青木香保里
    • 雑誌名

      愛知教育大学家政教育講座紀要

      巻: 53 ページ: 63-76

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 教職課程における情報通信技術活用に関する実践的探究 ―情報通信技術活用における総合的方法としての動画配信の有効性―2024

    • 著者名/発表者名
      荒井眞一・青木香保里
    • 雑誌名

      愛知教育大学家政教育講座紀要

      巻: 53 ページ: 49-62

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 国立大学家庭科教員養成の実態からみた育成したい資質・能力の指導に係る認識と家庭科の捉え方2023

    • 著者名/発表者名
      黒光貴峰・小倉育代・鈴木明子・鎌田浩子・小清水貴子・妹尾理子・室雅子・加賀恵子・手塚貴子・村上睦美・青木香保里・木村紀子・志村結美・日景弥生
    • 雑誌名

      日本家庭科教育学会誌

      巻: 65 ページ: 207-218

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 「教師の専門性」と家庭科2023

    • 著者名/発表者名
      青木香保里
    • 雑誌名

      岡崎の教育

      巻: 62 ページ: 40-40

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書 2022 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 家庭科担当指導主事の意識と実態―指導主事の職務および現職教員に期待する資質・能力-2023

    • 著者名/発表者名
      青木香保里、木村紀子、志村結美、日景弥生、小倉育代、加賀恵子、鎌田浩子、黒光貴峰、小清水貴子、鈴木明子、妹尾理子、手塚貴子、村上睦美、室雅子
    • 雑誌名

      愛知教育大学教職キャリアセンター紀要

      巻: 8 ページ: 15-21

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 近代教育思想の成立を中核に据えた「教育原理」の授業構成―ルソーの教育思想への道筋を明らかにすることをねらいとして―2023

    • 著者名/発表者名
      荒井眞一、青木香保里
    • 雑誌名

      愛知教育大学家政教育講座研究紀要

      巻: 52 ページ: 61-72

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 学問研究成果を踏まえた教科教育の目的論構築へ向けて2023

    • 著者名/発表者名
      荒井眞一、青木香保里
    • 雑誌名

      愛知教育大学家政教育講座研究紀要

      巻: 52 ページ: 49-60

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 教育実践における「普遍的視点」に関する理論的提言―上原専禄による「民族の独立」を基礎として―2023

    • 著者名/発表者名
      荒井眞一、青木香保里
    • 雑誌名

      愛知教育大学研究報告 芸術・保健体育・家政・技術科学・創作編

      巻: 72 ページ: 74-79

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 国立大学家庭科教員養成の実態からみた育成したい資質・能力の指導に係る認識と家庭科の捉え方2023

    • 著者名/発表者名
      黒光貴峰、小倉育代、鈴木明子、鎌田浩子、小清水貴子、妹尾理子、室雅子、加賀恵子、手塚貴子、村上睦美、青木香保里、木村紀子、志村結美、日景弥生
    • 雑誌名

      日本家庭科教育学会誌

      巻: 65 ページ: 207-218

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] ICTの利活用を核とした生徒の学びを止めないための教育実践:山梨大学教育学部附属中学校の2年間の歩み2023

    • 著者名/発表者名
      森澤貴之、佐藤治彰、萩原崇、青柳敬大、関原寛明、山主公彦、梶原隆一、保坂伸、志村結美
    • 雑誌名

      山梨大学教育学部紀要

      巻: 33 ページ: 299-319

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • オープンアクセス

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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