• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

デザイン思考の検討を通じた美術教育の教材開発と教科コンセプトの提示

研究課題

研究課題/領域番号 22K02558
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
研究機関早稲田大学

研究代表者

大泉 義一  早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (90374751)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードデザイン思考 / 美術教育 / スペキュラティブデザイン / 創造性 / 教材開発 / デザイン教育 / STEAM / 子どものデザイン / 図画工作科 / 美術科
研究開始時の研究の概要

デザイン思考は様々な分野で注目されている。教育分野においてはSTEAM教育の学習方略として活用されるなど,その役割が検討されている。一方で,初等中等教育におけるデザイン思考の理論的検討や実践への適用は限定的であると同時に,デザインに関する先端理論においては,創造性の育成に対するデザイン思考の限界を補完するスペキュレーション等の新たなデザイン理論が提起されつつある。本研究では,これまでの子供のためのデザイン教育に関する研究を発展させ,デザイン思考の考え方を,子供の創造性を育成する美術教育に適用する検証を通じて,その限界を見極めつつ教材開発を行い,美術教育の新たなコンセプトに基づく実践を提案する。

研究実績の概要

本年度の研究実績の要点は以下の4点である。
(1)デザイン思考の現状と子どもの創造性育成におけるその限界を明らかにし,その限界を克服するためにスペキュラティブデザインの考え方について検討し,図画工作科の指導原理に据えることの有効性を提示することができた(2023年度学会誌へ論文投稿・掲載)。
(2)STEAM教育に先進的に取り組んでいる韓国(ソウル)における,STEAM教育とデザイン思考の関係について,韓国科学創意財団の訪問と研究協議,ソウル市立イムン小学校でのSTEAM教育実践(小学校第5学年)の視察と研究協議を通して,造形活動が果たす役割について検討を行った(2024年度学会誌へ論文投稿予定)
(3)アメリカの教育におけるデザイン思考の位置付けについて,STEAM教育の啓蒙を図るために,国内でワークショップやイベントを行っている「SKY LABO」の教育責任者である吉原ヤング麻里子氏との情報交換を行った。(https://www.skylabo.org/home-jp)
(4)我国のナショナルカリキュラム(学習指導要領)に,デザイン思考を位置付けることの可能性について検討を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本務の業務が当初見込みよりも増加していること,学外の諮問委員の職務を遂行していることから,とりわけ海外視察調査の時間を確保することが困難であった。

今後の研究の推進方策

上記事由のうち前者については,今年度8月末で終了するので,それ以降において海外視察調査について計画を進めると同時に,教材開発のための教育現場教師らとの研究組織を構築する計画を立案する。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2023 2022 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件) 備考 (2件)

  • [雑誌論文] デザイン思考の検討を通じた美術教育における創造性の実践的意味:子どものスペキュレーションの可能性2023

    • 著者名/発表者名
      大泉義一
    • 雑誌名

      美術教育学研究

      巻: 56 ページ: 57-64

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 子どものデザイン2022

    • 著者名/発表者名
      大泉義一
    • 学会等名
      造形教育センター研究会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [備考] 大泉義一研究室

    • URL

      http://www7b.biglobe.ne.jp/~oizumi-labo/

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書 2022 実施状況報告書
  • [備考] 『学び!と美術』今、改めてどうつきあう?「小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 図画工作編」

    • URL

      https://www.nichibun-g.co.jp/data/web-magazine/manabito/art/art128/

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi