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幼児期,児童期のダイバーシティ教育教材の開発と効果の検証:罪悪感と恥に着目して

研究課題

研究課題/領域番号 22K02566
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
研究機関宇都宮大学

研究代表者

石川 隆行  宇都宮大学, 共同教育学部, 准教授 (50342093)

研究分担者 佐藤 鮎美  島根大学, 学術研究院人間科学系, 講師 (90638181)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード罪悪感 / 恥 / ダイバーシティ教育 / 教材開発 / 教育教材 / 幼児期 / 児童期
研究開始時の研究の概要

わが国では,多様性を尊重する社会を目指すことから,ダイバーシティ教育に積極的に取り組むことが重要な課題であり,新たな教材開発が求められる。子どものダイバーシティの醸成には,子ども自身の罪悪感,恥の育成が重要との指摘がある。また,現在,ダイバーシティ教育に関する教材は,幼児期,児童期を対象としたものが少なく,多様性を受け入れる姿勢を早期に習得するためには,幼小連携を含めた教材が必要である。
そこで,本研究では,罪悪感と恥に着目し,幼児期,児童期を対象とした新たなダイバーシティ教育の教材開発を進める。開発した教材は園児,児童および教諭による検証を行い,広く汎用性があるものを目指す。

研究実績の概要

わが国では,多様性を尊重する社会を目指すことから,ダイバーシティ教育に積極的に取り組むことが重要な課題であり,新たな教材開発が求められる。子どものダイバーシティの醸成には,子ども自身の罪悪感,恥の育成が重要との指摘がある。現在,ダイバーシティ教育に関する教材は,幼児期,児童期を対象としたものが少なく,幼少連携を含めた教材が必要である。本研究では,罪悪感と恥に着目し,幼児期,児童期を対象とした新たなダイバーシティ教育の教材開発を進めることを目的とした。
2022年度の検討から,ダイバーシティに関する教材として,性的マイノリティに関する内容が重要であることが明らかになった。そこで,2023年度は,幼稚園教諭と小学校教諭とともに,性的マイノリティに関する教材の検討,開発を行った。その結果,幼児期から小学校低学年を対象とした2つの教材,動物愛護に関するもの,家族のあり方に関するものを作成した。
小学生2年生,3年生を対象として,作成した新たな教材を用いて授業実践を行った。その際,主題名を性の多様性について学ぶとし,道徳の授業(C-(11)公正,公平,社会正義)にて授業実践を行った。授業前後でのふりかえりとして,児童から「人々の幸せにおいて性別は関係ない」こと,また「差別や人権を奪わないこと」などの声があり,心情の変化が明らかになった。
2023年度の研究結果から,検討した2つの教材が小学校教諭におけるダイバーシティ教育の実践に活用でき,また児童の性的マイノリティに関する意識を育むことができることを明らかにした。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本研究における第2段階の目的であるダイバーシティ教育に関する新たな教材の開発と,開発した教材を用いて,小学校で授業実践を行うことができた。

今後の研究の推進方策

2024年度は作成した教材について検討,授業実践を行い,幼稚園,小学校の教育現場において公開,フィードバックを行うという本研究の第3段階の目的達成を目指す。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 保育者の「隠れたカリキュラム」と子どもの性役割行動との関連 ―人的環境からの理解-2023

    • 著者名/発表者名
      石川隆行・王 未・石川由美子
    • 雑誌名

      チャイルド・サイエンス

      巻: 26 ページ: 38-42

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 保育者の「隠れたカリキュラム」と子どもの性役割の関連―質問紙の作成及び因子構造について―2022

    • 著者名/発表者名
      王未・石川隆行・石川由美子
    • 学会等名
      日本保育学会第75回大会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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