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正しい包丁操作を習得させるためにはファーストコンタクト以前をいかにすべきか

研究課題

研究課題/領域番号 22K02609
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
研究機関昭和女子大学

研究代表者

秋山 久美子  昭和女子大学, 生活機構研究科, 教授 (80155291)

研究分担者 山中 健太郎  昭和女子大学, 生活機構研究科, 教授 (90359662)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード包丁操作 / 縦型ピーラー / 技術習得 / 教育効果
研究開始時の研究の概要

包丁を上手に使えるという自信は、料理や食事への関心を高め、生涯にわたるQOLの向上につながると考える。包丁が上手に使えない人は持ち方、動かし方に独特な癖があることが多く、その癖はついてしまうとなかなか修正することが難しい。そこで、包丁を初めて持つ前の段階で、縦型ピーラーで安全な持ち方、動かし方を練習することが、包丁に移行したときに役立つと考えた。より、包丁の持ち方に近い縦型ピーラーを用いて、より効果的に使い方を教示する方法を見出すとともに、縦型ピーラーでの練習が包丁に移行した際に有効であることを証明していきたい。それにより、広く多くの方が包丁操作に自信が持てるようになることを期待している。

研究実績の概要

包丁を上手に使えるという自信は、料理や食事への関心を高め、生涯にわたるQOLの向上につながると考える。包丁が上手に使えない人は持ち方、動かし方に独特な癖があることが多く、その癖はついてしまうとなかなか修正することが難しい。
本研究は包丁を初めて持つ前の段階で、縦型ピーラーで安全な持ち方、動かし方を練習することが、包丁に移行したときに役立つのではないかと考え、包丁の持ち方に近い縦型ピーラーを用いて、より効果的に使い方を教示する方法を見出すとともに、縦型ピーラーなどの代替機器を使用することによる影響を知ることを目的として行っている。
これまで包丁操作について、その持ち方や手指の動かし方を研究してきた。その結果、包丁操作が巧な人は、その持ち方、動かし方に共通点があり比較的、画一された動きをしている。それに対して稚拙な人の持ち方、動かし方は様々であった。そのような人に正しい持ち方、動かし方を伝授しても、癖がなおらず、無理に矯正することでさらに技術が低下することが明らかになった。このことから、癖がついていない初期段階で正しい持ち方、手指の動かし方を教授することが大切だと考えた。
本年度は、前年度に選定した包丁と近い状態で皮がむける縦型ピーラーと、使い勝手の悪いと判断された縦型ピーラー、包丁、ペティナイフで、リンゴの丸剥きを実施し、モーションキャプチャー、ビデオ撮影、筋電計による測定、手指の圧力の測定というバイオメカニクス的測定を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

包丁の代替器具として縦型ピーラーを選択し、その効果を見るためにスクリーニング調査を実施した。包丁のみで丸剥きを練習したグループと、縦型ピーラーを練習に用いたグループに分け、その効果を判定したところ、もとから包丁技術のある被検者にその効果は見られないが、包丁操作が稚拙である被検者には、縦型ピーラーによる練習が効果的であることが分かった。コロナの影響がまだ残っていたため、小学生等への教育は行うことができなかった。

今後の研究の推進方策

今年度は、家庭科の授業を受けていない小学生を対象として、縦型ピーラーによる手指の動きを教授し、そのあとに包丁を正しい動きで使うことができるのかについて、リンゴの丸剥きを実施しているときの手指の動きをビデオに録り、その解析を行うことで検討していきたい。併せて、包丁を使うときの心理(恐怖心など)についてもアンケート調査を行っていく。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 縦型ピーラーを用いた剥く操作の練習が包丁操作の習得に及ぼす影響2023

    • 著者名/発表者名
      秋山久美子・山中健太郎・永冨夏奈
    • 学会等名
      日本調理科学会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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