研究課題/領域番号 |
22K02618
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 就実短期大学 |
研究代表者 |
荊木 まき子 就実短期大学, 幼児教育学科, 准教授 (00781048)
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研究分担者 |
森田 英嗣 大阪教育大学, 連合教職実践研究科, 教授 (50200415)
相樂 直子 宮城大学, 看護学群, 教授 (40850433)
平野 貴大 沖縄大学, 人文学部, 助教 (20516596)
門原 眞佐子 就実大学, 教育学研究科, 教授 (00780991)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 学校領域協働コンピテンシー / 「学校領域協働コンピテンシー」のルーブリック開発 / 教員・養護教諭・心理・福祉職共通IPE開発 / 学校領域共通協働ルーブリック / チーム学校 / 多職種連携教育 / 教員・養護教諭・心理・福祉職共通IPEプログラム / 学校領域協働ルーブリック |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,①学校領域において,どの専門職も養成段階において共通して獲得することが必要な能力(以後「学校領域協働コンピテンシー」)を明らかにする。そして②「学校領域協働コンピテンシー」の獲得状況を把握するためのルーブリックを開発し,③「学校領域協働コンピテンシー」の獲得を促進するIPEプログラムを開発することまでを目的とする。 これにより学校において,各専門性の力量の発揮がより促進され,児童生徒の課題解決に寄与することが可能となる。
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研究実績の概要 |
本研究は,医療領域で構築されている多職種連携教育(Inter Professional Education,以下IPE)を参考にし,学校領域におけるIPEの構築を目指す。具体的には,1.学校領域において,どの専門職も養成段階において共通して獲得することが必要な能力(以後「学校領域協働コンピテンシー」)を明らかにする。2.「学校領域協働コンピテンシー」の獲得状況を把握するルーブリックを開発し,3.「学校領域協働コンピテンシー」の獲得を促進するIPEプログラムを開発することまでを目的とする。 当該年度では,2.「学校領域協働コンピテンシー」の獲得状況を把握するルーブリックを開発し,3.「学校領域協働コンピテンシー」の獲得を促進するIPEプログラムを開発するために,前年度の1.「学校領域協働コンピテンシー」の調査結果を元に,2.【①子ども・養育者の課題を中心に捉える能力】,【②専門性を志向し柔軟に発揮する能力】,【③コミュニケーション能力】,【④学校内外チームを促進する能力】,【⑤支援の分析・計画・実施・評価の能力】,【⑥自己とチームを振り返る能力】の6項目のコンピテンシーからなる「学校領域協働コンピテンシー」の獲得状況を把握するルーブリックを開発した。さらに,3.「学校領域協働コンピテンシー」の獲得を促進する教員・養護教諭・公認心理師・社会福祉士の4職種,3時間のIPEプログラムを開発した。その結果,各コンピテンシー別の学びでは,①傾聴から他職種視点の取得や当事者把握,②紋切型・表面的理解から他職種視点も含む自職種理解,③対話の必要性から違いを受容した対話,④共有方法の模索から明確化,⑤課題児童の事例から各職種による課題解決,⑥各職種の課題意識からの協働が示され,職種の専門性に応じた学習が明らかになった。 次年度はこれらの結果を元に,さらに改良を加える予定にしている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初からの当該年度の目標であった。2.「学校領域協働コンピテンシー」の獲得状況を把握するルーブリックを開発した。 さらに3.「学校領域協働コンピテンシー」の獲得を促進する教員・養護教諭・公認心理師・社会福祉養成学生の共同授業によるIPEプログラムを開発および実施することで、暫定的ではあるが、【子ども・養育者の課題を中心に捉える能力】では傾聴から他職種視点の取得や当事者把握,【専門性を志向し柔軟に発揮する能力】では紋切型・表面的理解から他職種視点も含む自職種理解傾聴から他職種視点の取得や当事者把握,【コミュニケーション能力】では対話の必要性から違いを受容した対話,【学校内外チームを促進する能力】では共有方法の模索から明確化,【支援の分析・計画・実施・評価の能力】課題児童の事例から各職種による課題解決,【自己とチームを振り返る能力】では各職種の課題意識からの協働の6項目のコンピテンシーに関する学習効果を確認することが出来た。 したがって、当該年度の目標は概ね達成されたと考えられ、概ね順調に進展していると考えられる。
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今後の研究の推進方策 |
今年度は,去年のプログラム実施から得られた成果を元に、プログラムおよび評価方法を精査し、ルーブリックおよびプログラムの完成を目指す。 そして最終年度では,これまでの成果をまとめたものを発表していきたい。
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