研究課題/領域番号 |
22K02656
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 愛知教育大学 |
研究代表者 |
田中 優司 愛知教育大学, 学内共同利用施設等, 教授 (70377654)
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研究分担者 |
田中 生雅 愛知教育大学, 学内共同利用施設等, 教授 (10262776)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 救命講習 / 心肺蘇生法 / バイスタンダー / フィジカルアセスメント / 救急救命講習 / 教育プログラム |
研究開始時の研究の概要 |
救急救命の現場では通報者のバイスタンダーの役割は非常に大きく、救急救命講習が重要である。申請者の調査では大学新入生の70%以上が心肺蘇生法に自信がない・できないと回答し、目前の傷病者のフィジカルアセスメントが適切にできないことが示唆された。心肺蘇生法の開始は適切なフィジカルアセスメントによる。本研究では①現状の調査、②バイスタンダーとしての調査、③教育プログラムの開発と実証の3つの段階を経て、バイスタンダーのためのフィジカルアセスメントの教育プログラムを提案する。本研究により心肺蘇生法の早期開始につながり、「命を救う」という安心して暮らせる豊かな共生社会の実現に資するものである。
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研究実績の概要 |
本研究の目的はバイスタンダーによる適切なフィジカルアセスメントは何かを明らかにし、その効果的な教育プログラムを開発することである。 今年度は第一段階として非医療系大学生のフィジカルアセスメントの現状調査の準備をすすめた。この現状調査では本学学生を対象に質問紙調査を施行し、救急救命講習の受講歴、現時点で心肺蘇生法についての自信、理由、対策、心肺蘇生法についての意見調査などを行い、記述統計による評価と定量テキスト解析を行う予定である。申請者の所属施設の研究倫理審査委員会の承認を得て、調査を施行中である。この調査研究により、非医療系大学生のフィジカルアセスメントの現状の把握をすすめる。 第二段階としてバイスタンダーのフィジカルアセスメントの調査の準備をすすめた。バイスタンダーが傷病者を目の前にしたときにその状況をどのように判断しどのように表現するのかを調査する予定である。本学学生を対象に傷病者(様々な状況を設定)を発見する想定でそれぞれどのように状況を判断し、表現するかを自由記述で評価する。次に救急を受ける通信司令員からの質問を想定して回答していただき、記述統計による評価と定量テキスト解析を行う予定であり、申請者の所属施設の研究倫理審査委員会の承認を得て、準備中である。 本研究の推進により、バイスタンダーの立場のフィジカルアセスメントから心肺蘇生法の早期開始につながること、さらに発展的には「命を救う」ことに結びつき、誰もが安心して暮らせる豊かな共生社会の実現につながるものと考える。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究計画では、今年度は第一段階として非医療系大学生のフィジカルアセスメントの現状調査である。現在、研究倫理審査委員会の承認を得て調査を施行中である。さらに第二段階としてバイスタンダーのフィジカルアセスメントの調査の準備をすすめている。現在、研究倫理審査委員会の承認を得て、調査の準備中である。
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今後の研究の推進方策 |
研究計画では、令和5年度は研究の第二段階としてバイスタンダーのフィジカルアセスメントの調査をすすめる予定である。バイスタンダーが傷病者を目の前にしたときにその状況をどのように判断しどのように表現するのかを調査する予定である。本学学生を対象に傷病者(様々な状況を設定)を発見する想定でそれぞれどのように状況を判断し、表現するかを自由記述で評価する。次に救急を受ける通信司令員からの質問を想定して回答していただき、記述統計による評価と定量テキスト解析を行う予定であり、申請者の所属施設の研究倫理審査委員会の承認を得て、準備中である。
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