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ICTを活用した「身近な地域の大地の成り立ち」を理解する授業プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 22K02657
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
研究機関三重大学

研究代表者

栗原 行人  三重大学, 教育学部, 教授 (10446578)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード地学教育 / 野外観察 / 地質図ナビ / ジオサイト / 理科教育 / ICT活用
研究開始時の研究の概要

現行の小中学校の理科学習指導要領では地層や岩石の野外観察が推奨されているが,さまざまな制約があるため実際にはあまり実施されていない.本研究では,実際に野外に出て地層や岩石の観察をするのではなく,ICT機器を活用することにより,児童・生徒が主体的にバーチャル(擬似的)な野外観察を行う授業プログラムを作成する.すなわち,インターネット上の地質情報サイト「地質図ナビ」と身近な地域の地層の様子や岩石・化石を紹介するバーチャル野外観察動画を活用した「身近な地域の土地の成り立ち」を考える授業プログラムである.

研究実績の概要

現行の中学校理科学習指導要領では地層や岩石の学習を行うことが定められており,野外観察が推奨されているが,実際には様々な制約があるため野外観察はあまり実施されていない。本研究ではICT機器を活用することにより,生徒が主体的に擬似的な野外観察を行う授業プログラムを作成することを目的とする。
2023年度の研究計画は,昨年度から引き続き三重県の各地のジオサイト(地質学的名所)の野外観察映像資料と岩石・化石資料の映像資料を作成し,これらを組み合わせた「バーチャル野外観察動画」を作成することであった。
2023年度の実績としては,三重県中部4ヶ所および南部7ヶ所のジオサイトを紹介する動画撮影を行った。撮影した動画を編集し,字幕などで説明する作業は一部が完成し,そのほかは現在進行中である。完成した動画は順次動画投稿サイトにアップしている。大学での授業の中でウェブサイト「地質図ナビ」を活用した教材作成をさせたところ,「地質図ナビ」があまりに多機能であるためにその機能の一部しか利用できないことが明らかとなった。そのため,「地質図ナビ」の機能を紹介する動画の作成を進めている。
津市にあるジオサイト「榊原の貝石山」と「柳谷の貝石山」についての文献研究を進めたところ,三重県天然記念物指定の経緯などが明らかとなったため,日本地質学会第130年学術大会(京都)にて口頭発表を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

2023年度には10本以上の動画撮影を行ったが,撮影が年度末近くであったため完成したものは一部のみである。

今後の研究の推進方策

野外観察動画の撮影と編集を引き続き行う。動画撮影地の下見は終えているので,2024年度にはより多くの動画作成が可能になる見込みである。そのうえで,それらの動画を生かした郷土の地層や岩石を理解する授業プログラムを作成し,近隣の中学校などと連携して,授業プログラムの試行を行う。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 『榊原の貝石山』『柳谷の貝石山』の三重県天然記念物指定の経緯と現状2023

    • 著者名/発表者名
      栗原行人・中川良平
    • 学会等名
      日本地質学会第130年学術大会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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