研究課題/領域番号 |
22K02701
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09050:高等教育学関連
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研究機関 | 摂南大学 |
研究代表者 |
朴 景淑 摂南大学, 経済学部, 教授 (40388640)
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研究分担者 |
寺川 眞穂 梅花女子大学, 食文化学部, 教授 (50518602)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 私立大学の教育環境 / 私立大学の収支構造 / 社会変化への対応 / 大学経営 / 私立大学財務分析 / COVID19前後の収支変化 / 私立大学の財務分析 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、私立大学における10年間の財務分析に基づき、環境適応のために長期的な投資をどのように行っているかを分析する。特に新型コロナ感染症による社会的危機前後の会計年度における支出項目を、教育研究費・人件費・施設管理費の3つのカテゴリに分類して支出規模の変化を観察することで、環境に適応するための支出の詳細傾向を把握する。これと併せ、大学の教育体制やアドミッションポリシーによって大学を比較検討することで、大学が環境変化・社会的危機でも継続的に教育サービスを提供できる教育環境を築くためには長期・短期的にいかなる支出管理を行うべきかについて提言を行う。
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研究実績の概要 |
関西における私立大学における2019年時点現在、存在している大学(126校)の財務データと学生の入学状況に関する調査を実施し、コロナ前後の財務状況における変化の分析を行った。また、同様の観点から、韓国の私学振興財団において、韓国の私立大学の財務状況に関するインタビュー調査を2024年3月におこない、私立大学をめぐる環境変化などの非財務データ調査を実施した。現在、日本・韓国における私立大学の財務状況の変化を分析中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナの影響により海外での追加インタビュー調査が遅れた。
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今後の研究の推進方策 |
現在進行中である韓国の私立大学が直面している現状のまとめと、財務データに基づく収支分析に基づいて私立大学の教育環境の改善のための案を提案する予定である。また、私立大学の営利事業の展開が大学の教育環境に与える影響なども考察して、可能であれば中間報告として学会・研究会発表をし、最終的に論文としてまとめて発表する予定である。
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