研究課題/領域番号 |
22K02703
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09050:高等教育学関連
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研究機関 | 神戸女子大学 |
研究代表者 |
木村 あい 神戸女子大学, 健康福祉学部, 准教授 (70412111)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 国際介護福祉人材 / 大学間連携 / カリキュラム / ICF / インドネシア / ブリッジ人材 / 質の標準化 / 国際的介護人材 / プログラム開発 / 指導者育成 |
研究開始時の研究の概要 |
アジアにおいて、要介護高齢者の増加と介護人材の確保難が今後ますます進むとされている。この事態に備えて、介護人材を国際労働市場からも確保する必要があるが、介護人材の質の標準化は整っていない。そのため、国際的な移動も可能にするために人材養成の枠組みを構築する。そこで、インドネシアのバリ州にあるウダヤナ大学医学部との連携のもと、介護の価値、知識と技術を教授することのできる国際的介護福祉教育人材育成に取り組む。 インドネシア国立ウダヤナ大学にある介護福祉コースと連携し、教員の「介護」に関する教員の価値を質問紙や面接調査で明らかにし、介護福祉の概念、価値、知識、技術を教授するためのプログラムを開発する。
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研究実績の概要 |
少子高齢化が進み、生産年齢人口が縮小する日本では、要介護高齢者の増加と介護人材の確保難が今後ますます進むとされている。また、アジア諸国においても高齢化が進展している。この事態に備えて、介護人材を国際労働市場からも確保する必要があるが、国際労働市場における介護人材の質の標準化は整っていない。そのため、国際的な移動も可能にするために人材養成の枠組みを構築する。そこで、日本式の介護の価値、知識と技法を教授することのできる国際的介護福祉教育人材育成に取り組む必要がある。 本研究では、インドネシアのウダヤナ大学と連携のもと、国際労働市場における介護人材の質の標準化のために、介護の概念、価値、知識、技術を教授するためのプログラムを開発することを目的としている。 先行研究において、EPAで来日したインドネシア人は自国の看護と日本の介護のイメージの違いに悩まされ、帰国を選択した人も多いということが明らかになっている(平野:2018)。そのため、看護と介護のイメージのズレを明らかにし、介護の概念や介護福祉士の役割をも理解できるようにしていく。 令和4年度は、医学モデルでの教育から生活モデルへの教育へ価値の転換を図るために面接での意識調査実施する予定であったが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により実施が困難であった。そのため、研究連携者とメールやZoom等を使用してディスカッションや調査内容を確認しあってきた。また、面接調査が今後もできない場合を鑑みて、質問紙調査に変更することを確認し、質問紙を作成している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
令和4年度の研究計画であるインドネシアでの面接調査が、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、実施を断念した。 しかし、研究連携者とはメールやZoomを活用して連絡を取りあい、課題について整理や検討を行った。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度は、インドネシアと日本での質問紙調査を実施する。 調査は、8月から9月に実施する。8月にインドネシアを訪問し、調査及びシンポジウムを開催する予定である。また、研究連携者が令和6年2月か3月に来日する予定である。 研究連携者が来日した際に調査結果の検討を行い、それを含めて討論を重ね、看護と介護の概念のイメージのズレを明らかにした上で、生活モデルの概念ICFの概念へ弁証法を用いて検討する。 カリキュラムの作成については、令和6年度の予定である。
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