研究課題/領域番号 |
22K02724
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09050:高等教育学関連
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
松尾 知明 法政大学, キャリアデザイン学部, 教授 (80320993)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 日本人性 / 異文化間能力 / 海外研修プログラム / 台湾 / 体験学習 |
研究開始時の研究の概要 |
ボーダレス化が進むなかでグローバル人材の育成が急務となっている。一方で、このグローバル社会を生き抜く異文化間能力をもつ学生をいかに育てていくかの手立てやプロセスについては十分に明らかにされていない。本研究は、台湾の海外体験学習プログラムを通して、日本人性の概念に基づく異文化間能力の形成の契機と過程を明らかにすることを目的としている。具体的には、質的データを収集し総合的な分析と考察を行い、異文化間能力の形成の契機と過程のモデル化を試みるとともに、効果的な台湾の体験学習プログラムのモデルを構想したい。
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研究実績の概要 |
新型コロナの蔓延は地球が一つの運命共同体であることを実感させる出来事であったが、ボーダレス化が進むなかでグローバル人材の育成が急務となっている。一方で、このグローバル社会を生き抜く異文化間能力をもつ学生をいかに育てていくかの手立てやプロセスについては十分に明らかにされていない。そこで本研究では、台湾の海外体験学習プログラムを通して、日本人性の概念に基づく異文化間能力の形成の契機と過程を明らかにすることを目的とする。具体的には、日本人性に基づく異文化間能力の概念化、及び、それに基づく台湾体験学習プログラムのデザイン(フェイズ1)をもとに、1年次は、同体験学習プログラムの実施とルーブリックによる評価、異文化間能力形成の仮説生成を行い(フェイズ2)、2,3年次には、知識・スキル・態度ごとの詳細なルーブリックの開発、プログラム実施と質的データの収集・分析、異文化間能力形成の契機と過程の仮説検証を進めたい(フェイズ3)。 2年次は、台湾の体験学習プログラムの実施して、ルーブリックによる評価、異文化間能力形成の仮説生成を行った。また、フェイズ3の知識・スキル・態度ごとの詳細なルーブリックの開発、プログラム実施と質的データの収集・分析などに取りかかったた。さらに、文献研究を中心に、日本人性をいかに問い直していけばよいのかについて理論的な背景の検討を行うとともに、これまでの研究と合わせて単行本にまとめた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
1年次に新型コロナの影響で台湾体験学習プログラムは中止となったため、2年次に挽回をはかったものの、予定していたフェイズ2、3の研究が遅れているため。
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今後の研究の推進方策 |
23年度は、引き続きフェイズ2である同体験学習プログラムの実施とルーブリックによる評価、異文化間能力形成の仮説生成を引き続き行う。また、フェイズ3の知識・スキル・態度ごとの詳細なルーブリックの開発、プログラム実施と質的データの収集・分析などに取り組んでいく。
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