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職務の接続性に着目したインターンシップの有効性に関する縦断研究

研究課題

研究課題/領域番号 22K02728
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09050:高等教育学関連
研究機関京都先端科学大学

研究代表者

三保 紀裕  京都先端科学大学, 経済経営学部, 准教授 (80604743)

研究分担者 松尾 智晶  京都産業大学, 共通教育推進機構, 准教授 (70468297)
寺田 盛紀  京都先端科学大学, 経済経営学部, 客員研究員 (80197805)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワードインターンシップ / 職業臨地実習 / 縦断研究 / 職務の接続性
研究開始時の研究の概要

本研究はインターンシップの有効性について明らかにするものである。特に,専門教育や職業との接続性の違いに着目し,インターンシップにおけるこれらの違いが,入職後の職場適応に対してどのような違いをもたらすのかについて検討を行う。そのための手法として,本研究では追跡調査を実施する。調査実施にあたってはアンケート調査,インタビュー調査の両方を実施し,多面的にインターンシップの有効性を明らかにしていく。

研究実績の概要

2022年度に引き続き、第1次調査を実施した。大学9校,専門学校3校,2つの企業の内定者,総計246名の調査協力を得ることができた。2022年度の調査データと合わせると398名となり,概ね予定していた調査協力者数の確保ができた。
前年度の課題としていた,職務的接続性のばらつきについても一定担保することができ,本研究が当初計画していた「職務的接続性の違いに着目した比較分析」についても実施可能な見通しが立った(なお,ここで述べる「職務的接続性」とは,「専門教育と関連したインターンシップと入職後配置職務との接続関係」を操作的に定義したものである)。これらの調査を通じて得た「職務的接続性」が高い領域は看護・柔道整復・幼児教育,中程度の領域は工学,情報,メディアであった。
2023年度はこれらに関連するものとして,3編の論文を刊行した。2022年度の調査データを対象として,(1)コンピテンシーに対して実習経験・学修内容が与える影響についての検討,(2)看護・柔道整復・幼児教育の3領域を中心とした詳細分析,に関する結果などを整理した。これにより,職業実習経験に加え,実習内での学修行動がコンピテンシー形成に対してポジティブに寄与していること,そして看護・柔道整復・幼児教育の3領域における少数性者のコンピテンシー形成度が多数性者よりも高く,少数性者の学修に対する意気込みの強さが明確となった。これらの結果は,今後の研究を推進する上でも意味あるものとなった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

2022年度の計画の遅れを踏まえ実施計画の見直しを行い,2023年度も第1次調査を実施した。こちらの調査により,当初予定していた調査協力者数の確保ができたことから,上記の評価としている。

今後の研究の推進方策

2024年度は,2025年度以降に実施する第2次調査に向けた項目精査ならびに,これまでの調査データの分析を行うこととしている。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2024 2023 その他

すべて 雑誌論文 (4件) (うちオープンアクセス 4件、 査読あり 2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 職業教育の専門分野における男女両性の職業的コンピテンシー形成の比較に関する実証的研究 : 柔整・保育・看護部門の少数性グループに焦点をあてた分析2024

    • 著者名/発表者名
      寺田盛紀・阿久津 摂・三保紀裕
    • 雑誌名

      生涯学習・キャリア教育研究(名古屋大学)

      巻: 20 ページ: 1-17

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 職業的資質評価における コンピテンシー・コンピテンス論の展開 ― 内外の質評価基準(記述子・指標)の分析から ―2023

    • 著者名/発表者名
      寺田  盛紀
    • 雑誌名

      京都先端科学大学経済経営学部論集

      巻: 5 号: 5 ページ: 183-199

    • DOI

      10.20558/00001469

    • URL

      https://kyotogakuen.repo.nii.ac.jp/records/1520

    • 年月日
      2023-03-10
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] Influence of Field Practicum on Developing Professional Competencies: An Exploratory Study on Qualifications from Specialized Training Colleges in Japan.2023

    • 著者名/発表者名
      Norihiro Miho, Chiaki Matsuo, and Moriki Terada.
    • 雑誌名

      Journal of Asian Vocational Education and Training(JAVET No,15,2022(2023年12月発行))

      巻: 15 ページ: 13-21

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] Challenges of Vocational Education in Japanese High Schools: Comparative Analyses from the View Point of Demography and Qualitative Aspects2023

    • 著者名/発表者名
      Moriki Terada
    • 雑誌名

      Journal of Asian Vocational Education and Training(JAVET No,16,2023(2023年12月発行))

      巻: 16 ページ: 31-38

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [備考] 研究フィードバック(三保紀裕ウェブサイト)

    • URL

      https://lab.kuas.ac.jp/~mihonori/feedback/

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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