研究課題/領域番号 |
22K02761
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
中村 保和 群馬大学, 共同教育学部, 准教授 (60467131)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 共創コミュニケーション / 学習 / 重複障害 / 実践研究 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、筆者がこれまでにコミュニケーション支援を継続してきた盲ろう及び感覚障害を有する重複障害児への支援経過を記録した映像記録と、今後新たに支援を実施していく対象児らの経過を記録した映像記録とをあわせて分析を行い、「対話」に基づく学習支援の展開の様相を重層的構造として明らかにすることを目的とした実証的研究である。なお、学習支援の際の重要な切り口として取り上げる「対話」については、北欧の研究者を中心に提起された「共創コミュニケーション」の観点から明らかになった知見を土台にして、上記の対象児に対する学習支援の新たな方法を開発することを目的とした実践研究を行う。
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研究実績の概要 |
本年度においては、以下の3名の自宅を訪問して学習支援を行った。すなわち、うち1名は、県内の盲学校重複障害学級に在籍する弱視に知的障害をあわせ有する生徒で、筆者はコミュニケーション支援を継続するとともに、文字学習に向けた初期学習を実践した。もう1名は重度の肢体不自由と知的障害を有する先天性ミオパチーの児童であり、これまでスイッチ機器を用いたパソコン操作を介したコミュニケーション支援を行ってきており、その経過のなかで写真や絵、図形の弁別課題を実行した。この対象児においては、将来的に視線入力ソフトを用いた学習が予想されるため、視線入力のためのパソコンとソフトを購入して導入のための準備を行った。最後の1名は、脊髄性筋委縮症Ⅰ型の生徒であり、既に視線入力ソフトを用いた文章表記によるコミュニケーション支援を行っているが、その経過のなかで算数や国語等の教科の学習もあわせて進めていった。 上記の対象児らに対する学習支援においては、すべての場面をデジタルビデオカメラで撮影し、実践資料(映像資料)として蓄積した。これらの実践資料は、共創コミュニケーション」の観点から学習として分析するとともに、得られた知見を基に新たな学習支援を実践するための基礎資料とした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
対象児らの健康上状態はおおむね良好であり(体調不良等で家庭訪問が中断されることはほとんどないため)、家庭訪問が順調に進められ学習支援が実施できている。
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今後の研究の推進方策 |
次年度以降も引き続き対象児らへの学習支援を実施し、実践資料の蓄積を目指していく。あわせて、これらの実践映像資料の分析を通して、感覚障害を有する重複障害児や、重度の肢体不自由と知的障害などをあわせ有する重複障害児への「対話」に基づく学習支援の展開の様相を重層的構造として明らかにしていく予定である。
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