研究課題/領域番号 |
22K02796
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 独立行政法人国立特別支援教育総合研究所 |
研究代表者 |
大崎 博史 独立行政法人国立特別支援教育総合研究所, 研究企画部, 総括研究員 (40359120)
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研究分担者 |
五島 脩 横浜国立大学, ダイバーシティ戦略推進本部, 助教 (10882524)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 高等学校 / 修学の意思 / 病気療養中 / 教育保障促進プログラムの開発 / 高校生 / 教育保障 / 修学意思 / 促進プログラム |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、修学の意思のある病気療養中の高校生への継続的な教育保障の実現である。方策として、高等学校等で実際に行われている病気療養中の生徒への教育保障についての事例を収集し、教育保障を実現するために必要な要素を抽出する。その上で、病気療養中の高校生のための継続的な教育保障を行う上で必要なプログラムを開発する。 本研究は、病気療養中の高校生へ教育保障を促進するための教育保障促進プログラムのモデル案を具体的に提案することで、病気療養中の高校生に対する教育保障の促進を図ることに寄与できる実践提案型の研究と考える。
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研究実績の概要 |
本研究は、修学の意思はあるが、病気やけがによる治療のために長期入院し、退院後も自宅療養する(以下、「病気療養中」と言う)等、やむを得ず高等学校に登校することが困難な生徒等への継続的な「教育保障」の実現をはかるため、「病気療養中の高校生のための継続的な教育保障促進プログラム(モデル案)」を開発・実施し、病気療養中で修学の意思のある高校生への教育保障を促進することを目的として、研究期間内に次の①から⑤までの内容を計画している。①各都道府県教育委員会等で行う病気療養中の生徒への教育保障の実際についての調査の実施、②調査結果に基づいて、病気療養中の各段階(「入院前の段階」「入院中の段階」「退院後及び自宅療養の段階」)で教育保障を行うために必要な項目についての「病気療養中の高校生のための教育保障チェックリスト(試案)」の作成、③「病気療養中の高校生のための教育保障チェックリスト(試案)」を活用した「病気療養中の高校生のための継続的な教育保障促進プログラム(試案)」の開発を行うこと、④研究協力校(6校程度)において「促進プログラム(試案)」に基づいた支援の実施と評価を行うこと、⑤最終的に「病気療養中の高校生のための継続的な教育保障促進プログラム(モデル案)」を提案することである。 令和5年度は、①のうち、文科省が行った令和4年度病気療養児に関する実態調査等の分析や、北海道、岩手県、岐阜県、大阪府、奈良県の教育委員会等から実際に行われている病気療養中の生徒への教育保障の実際についての情報収集を行った。 令和5年度の研究成果としては、前述の5道府県を訪問し、病気療養中の生徒への教育保障の実際に関する情報収集を行ったことの他、日本特殊教育学会第61回大会で自主シンポジウムを開催し、話題提供者の学校から実際に行っている病気療養中の高校生への支援の実際等についての情報収集を行えたことをあげる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究は、令和5年度までに①「病気療養中の高校生のための教育保障チェックリスト(試案)」を作成し、研究協力校で使用してもらい、その評価を行う。②チェックリスト(試案)を活用しながら、研究協力校への実地調査を行い、「病気療養中の高校生のための継続的な教育保障促進プログラム(試案)」を開発する。また、③開発したプログラムを研究協力校で試行的に実施することを計画していた。 しかし、令和4年度までの遅れが影響し、文科省が行った令和4年度病気療養児に関する実態調査等の分析を行ったり、北海道、岩手県、岐阜県、大阪府、奈良県の教育委員会等から実際に行われている病気療養中の生徒への教育保障の実際についての情報収集を行うことはできたが、「病気療養中の高校生のための教育保障チェックリスト(試案)」を作成するまでには至らなかった。 以上のことから、現在までの進捗状況を「やや遅れている」と評価した。
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今後の研究の推進方策 |
今後の研究の推進方策であるが、調査等の実施を早急に行う等、今までの遅れを取り戻し当初の予定していた研究内容に合わせて研究を推進したいと考えている。具体的には、①各都道府県教育委員会等で行う病気療養中の生徒への教育保障の実際についての調査の実施、②調査結果に基づいて、病気療養中の各段階(「入院前の段階」「入院中の段階」「退院後及び自宅療養の段階」)で教育保障を行うために必要な項目についての「病気療養中の高校生のための教育保障チェックリスト(試案)」の作成、③「病気療養中の高校生のための教育保障チェックリスト(試案)」を活用した「病気療養中の高校生のための継続的な教育保障促進プログラム(試案)」の開発を行うこと、④研究協力校(6校程度)において「病気療養中の高校生のための継続的な教育保障促進プログラム(試案)」に基づいた支援の実施と評価を行うこと、⑤最終的に「病気療養中の高校生のための継続的な教育保障促進プログラム(モデル案)」を提案することである。
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