研究課題/領域番号 |
22K02861
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
山本 真一 自治医科大学, 医学部, 教授 (50438636)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 胸腔鏡手術 / シミュレーター / eラーニング / 肺模擬臓器 |
研究開始時の研究の概要 |
呼吸器外科手術において、胸壁からの小開創から内視鏡を挿入して行う胸腔鏡手術は今や一般的な手術となり、呼吸器外科医は必ず体得すべき手術法のひとつである。しかし術中出血等の合併症で致命的となることもあり、より安全かつ精度の高い手技の教育が求められるが、標準的手技を体得するための教育法は確立されていない。 本研究では、胸腔鏡手術に関する教育に対してeラーニング教材と肺模擬臓器モデルを用いたシミュレーターを用いて標準化された手技の教育手順を構築することにより、普遍的で質の高い教育法を確立することを目的とする。
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研究実績の概要 |
本研究では、まず胸郭モデルと肺模擬臓器モデルを組み合わせ、実際の手術と同様の配置で安全な標準的手術手技を定義する。続いてe-ラーニング等を用いて、標準手術手技に関する知識を習得させたのち実際に肺モデルによる修練を行い、あらかじめ設定された技術点と手技時間の目標値に達するにはどの程度の練習が必要かを調べることにより、修練医の効果的な練習法を確立することを目的とした。 2022年度は、まずeラーニング教材の作成を行った。標準手技の模範を作成し、指導医間で標準手技の確認を行い、教材として周知し修練者がトレーニングできるかどうかを検証し、トレーニングが可能であることを確認した。計画にやや遅れは生じているが、2023年度より修練を開始できる見込みは整った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナウイルス感染症の蔓延により、基準作成のために集まり指導教材を作成することが難しい状況であったため、計画にやや遅れが生じた。
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今後の研究の推進方策 |
2023年以降は、年間1~2名の修練が見込まれる。トレーニングの録画画像評価等を行い、適宜フィードバックを行うと同時に確認テストや個々の手技、手技の組み合わせである一連の肺切除手技との関連性を検討し、修練者の傾向分析を行い効果的な練習法や練習回数などを予測提示する。まず中間報告として2023年度に開催される第40回日本呼吸器外科学会学術集会で報告する予定としている。
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