研究課題/領域番号 |
22K02865
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
清水 哲也 日本医科大学, 医学部, 講師 (60421195)
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研究分担者 |
吉田 寛 日本医科大学, 大学院医学研究科, 教授 (60246999)
野村 務 日本医科大学, 医学部, 非常勤講師 (60287737)
松下 晃 日本医科大学, 医学部, 講師 (70449263)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2025年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | 基本的診療手技 / simulator / 医学生 / 研修医 / 外科手技自習プログラム / 診療参加型実習 / EPOC2 |
研究開始時の研究の概要 |
COVID-19の感染状況で診療参加型実習が停滞した状況を反省し、どのような状況下でも本人の意思で自己学習できる基本的診療手技および外科手術手技トレーニングのシステム構築が急務である。また、従来の卒後臨床研修評価システムであるEPOC2は今後卒前教育にも活用される予定となっており、これからの医学教育は卒前・卒後教育をシームレスかつ効率的に行う必要がある。 本研究では医学生・研修医が興味を持って自ら繰り返し履修し手技の習熟に高い達成感を持てるタスクを拾い上げ評価し、卒前と卒後の教育をシームレスかつ段階的に自習できる基本的外科手技プログラムを構築することを目標としている。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は医学生・研修医が基本的診療手技および外科手術手技トレーニングを行う上で自発的かつ継続的に履修でき、卒前と卒後教育をシームレスとする医学生・研修医の自習用のプログラムを開発・評価することである。彼らの基本的診療手技、外科手術に対するモチベーションを促進し、プロフェッショナルリズムを有したStudent Doctorや研修医としての診療参加型実習、EPOC2(E-POrtfolio of Clinical training)に対応できる基本的診療手技や外科手技の基礎を習得することを目標とする。今後は卒前・卒後の効率的かつシームレスな実習・研修の提供が必要である。また、外科医減少が社会問題となっている中、外科医を志す学生・研修医においては将来へつながるプログラムが必要であると考えている。また、COVID-19の蔓延により、昨今の診療参加型の医学教育は従来通り遂行できなかった反省より、どのような状況下でも本人の意思で自己学習できる基本的診療手技および外科手術手技トレーニングの構築が大切であると考えている。 現在、simulatorを中心に、医学生・研修医が興味を持って自ら繰り返し履修して、手技の習熟に高い達成感を持てるタスクを拾い上げている。 内視鏡外科に経験のない医学生、研修医、専修医を対象に、内視鏡外科のsimulatorを用いて、効率よい基本的外科手技の習得方法を研究している。現在、内視鏡外科シミュレータを用いて、①ビー玉の移動、②糸の結紮、③糸の切離の時間、ストレスの計測を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ禍のため医学生の実習の停滞があり、研究の進捗がやや遅れている 研修医・専修医の実習は問題なく行えており、研修医・専修医を対象に内視鏡外科のsimulatorを中心に、効率よい基本的外科手技の習得方法を模索している。 現在、内視鏡外科シミュレータを用いて、①ビー玉の移動、②糸の結紮、③糸の切離の時間、ストレスの計測を行っている。
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今後の研究の推進方策 |
今後も、医学生、研修医、専修医を中心に内視鏡外科シミュレータを用いた、①ビー玉の移動、②糸の結紮、③糸の切離の時間、ストレスの計測を行い、練習時間・将来の外科希望の有無などとの相関を確認していく。 データを集積することが本年度中の目標で、今後これらのデータを検討していく予定である。
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