研究課題/領域番号 |
22K02899
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
田口 智博 藤田医科大学, 医学部, 講師 (30534820)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | チーム医療 / チームトレーニング / オンラインチームコーチング / プログラム開発 / アクションリサーチ |
研究開始時の研究の概要 |
チーム・トレーニングはこれまで汎用性のある方法やオンラインでの方法はほとんどなく、その効果を検証した研究もほとんどない。 これまでに効果的な医療従事者向けチームコーチングプログラムを開発し、効果の検証を行ったが、対面ではなくオンラインでどのように実施すると効果的なのかが課題である。 今回、暫定版オンラインチームコーチングプログラムを開発したが、効果の検証が必要である。本研究の目的は、アクションリサーチを用いて、5つのチーム(約40名)を対象にプログラムを実施し、アンケート調査・インタビュー調査・観察調査を通して、開発したオンラインチームコーチングプログラムの効果を検証し、発展すること、である。
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研究実績の概要 |
1.3日間のチームコーチングの調査研究から、最新のチームコーチングの動向を反映した今後のプログラムの展開方法を得た。 チームコーチングプログラムにおける事前インタビューにおいて、特に導入の意思決定をするキーパーソンに対するインタビューでのコーチとしてのあり方とスキルについてプログラムの発展を行った。また、認知バイアスに対する対応について知見を得た。 2.上記の調査研究も活かして、オンラインチームコーチングプログラムの導入を検討している医療施設11つ(診療所7つ、病院4つ)と合計42回の打ち合わせを行った。診療所1つとは今後も打ち合わせ予定で、オンラインチームコーチングプログラムを導入予定である。 3. チームコーチングについて学術大会でシンポジウムとインタラクティブセッション、学会生涯教育セミナーでグループワークセッション、5カ所の医療施設でセミナーを8回、2カ所の大学で3回の講義、一般社団法人主催でのセミナー1回、合計15回実施した。 4.2024年度にオンラインチームコーチングプログラムを開始する予定の診療所に対して、対象となるメンバー4人に対して事前説明会を行った。また、チームコーチ(実施者メインコーチ、サブコーチ、アシスタントコーチの合計3人)の選定を行った。プログラム実施日(事前インタビュー1日、セッション4日、セッション間パーソナルコーチング2日)の調整を行い、決定した。さらに、プログラムについての打ち合わせを1回行い、準備を進めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2023年度までに2つの医療チーム(1チーム約8名)を対象にオンラインチームコーチングプログラムを実施予定であったが、実施できなかった。 計画していた診療所は令和6年度に実施が開始された。現在もさらなるチームを対象としたプログラム実施に向けて調整中である。
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今後の研究の推進方策 |
チームコーチングプログラムに参加するチーム(参加者)を確保することが本研究の課題である。今後の推進方策としては下記の通りである。 チームコーチングプログラムを導入予定の診療所に対して定期的に打ち合わせを行うことで導入開始を得る。 チームコーチングプログラムをテーマとしたシンポジウムや体験セッションを実施したり、チームコーチングをテーマとした学会・研究会などでの発表、講演・セミナーを行ったり、チームコーチングプログラムの広報を行ったりすることで、導入に興味関心を持つ方へアプローチをし、参加チームの拡大を図る。 以上をプログラム実施者(チームコーチ)からの助言と協力を引き続き得ながら行う。また、引き続き、研究調査と分析において研究協力者の協力を得る。
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