研究課題/領域番号 |
22K02919
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 北海道科学大学 |
研究代表者 |
真田 博文 北海道科学大学, 工学部, 教授 (80250512)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 点検ロボット / タブレットPC / 作業療法 / 物流データ / データサイエンス / IoT / ロボット / 産学連携 / リスキリング / リカレント / 個別最適化 / 学習支援システム |
研究開始時の研究の概要 |
Society5.0に代表されるデジタル社会においては、学生はもちろんのこと、社会人も自らの業務に応じて、AI、データサイエンス、IoT等の情報通信技術を使いこなす知識と経験の重要性が増している。本研究では大学生および社会人を対象とし、AI、データサイエンス、IoT等の情報通信技術による業務効率化・高度化を題材とした難易度レベル別演習教材の開発並びに実践を産学連携により行う。また学習支援システムを活用して学びの状況をデータ化し、得られた結果をもとに学習者に必要なサポート内容を決定することにより、基礎力と実践力の向上を支援する手法を構築する。
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研究実績の概要 |
企業等における実践的課題の把握とAI/DS/IoTによる課題解決及びその演習教材化について研究を進めた.課題としては,(1)発電所などの設備点検ロボットの開発,(2)物流における倉庫での検品検収作業のIT活用による効率化,(3)タブレットPCによる作業療法課題のデジタル化の3つとした.(1)については,協力企業の開発した設備点検ロボットをモデルとして,演習用のプロトタイプロボット開発とシミュレーション環境の構築を行った.学習者に与える情報量を調整することにより,難易度の調整が可能な演習教材となっており,学部から大学院において利用する準備を整えた.2024年度に実際の利用を開始する.(2)については,協力企業から課題提供(小型カメラとQRコードを用いた物流データ処理の効率化)の提案を受け,学部3年の実験科目で実システムの開発演習とアイディアソンを行った.学生は企業担当者から現場の課題の説明を受けた後,開発に取り掛かることができ,モチベーションの向上,受講後の満足度の向上が見られた.(3)については,デジタル化したい作業療法課題に対応するアプリケーションソフトウェアの開発を進めており,それを実課題として演習教材化する予定で作業を進めている.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究そのものはおおむね順調に進んでいるが,研究成果の公表について予定よりやや遅れている.24年度には,より積極的な発表活動を行う.
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今後の研究の推進方策 |
引き続き,発電所などの設備点検ロボットの開発,物流における倉庫での検品検収作業のIT活用による効率化,タブレットPCによる作業療法課題のデジタル化を題材として教材化を進めるとともに,教育実践を行い,改善を継続する.また,学習者のこれまでの成果と学習行動から,到達点を予測する手法の研究を進める.
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