研究課題/領域番号 |
22K02998
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
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研究機関 | 神奈川工科大学 |
研究代表者 |
門田 和雄 神奈川工科大学, 公私立大学の部局等, 教授 (30756490)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | STEAM教育 / デジタルファブリケーション / 3Dプリンタ / レーザー加工機 / Society5.0 / 高等学校 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、近年注目されているSociety5.0時代に対応した導入が検討されているSTEAM教育を日本の高等学校に広めて、定着させるための研究を行う。具体的には、普通科および工業科の高等学校と連携して、1.STEAM教育の事例としてワークショップ及びプロジェクト学習のモデルプランを開発すること、2.STEAM教育を指導できる高等学校教育の養成システムを開発することなどを行う。
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研究実績の概要 |
「Society 5.0 時代に活躍できる高校段階におけるSTEAM教育の開発」を進めていく1年目として、レーザー加工機や3Dプリンタ、コンピューター端末を導入するとともに、学内において、デジタルファブリケーションだけでなく、木材加工や金属加工、電子工作などができるSTEAM工作室を整備した。4月から職場を異動したため、ゼロからの整備であったが、新しく導入した機材の試運転などもでき、このスペースを活用して、一部の実践研究を開始することができた。今後、高等学校にSTEAM教育が普及するためには、このようなSTEAM教室も必要になるため、この整備自体についても研究の対象となると考える。また、共同研究を進める高等学校2校を訪問して、研究の打ち合わせを行い、高校段階のSTEAM教育を進めていく準備をした。さらに、前年度までに準備していた研究内容をまとめて、「高等学校でSTEAM教育を展開するための留意点と環境整備」や「課題解決学習としてのワクチン運搬ロボットコンテスト」など、5件の学会口頭発表を行った。いくつかはオンライン発表が続いたが、秋以降は対面による発表およびSTEAM教育の展示・実演を行う関連行事も大学や関連学会の支援を受けながら、企画・運営ができた。3月には台湾のSTEAM教育事情を知るために訪台して、現地の小中学校を数校訪問した。日本より進んでSTEAM教育に取り組んでいる事例も数多く見聞きできた。今後はこの比較調査なども研究していく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究実績の概要に書いた通り、予定通りのことを順調に進めることができたため。
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今後の研究の推進方策 |
2年目はさらに対面での口頭発表を行うとともに、展示・実演を含んだシンポジウム等を企画するなど、より活発に活動するとともに、研究成果の論文執筆も進めていく。
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