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致死性疾患の術後遷延痛と再発不安に対する「オンライン集団ACTプログラム」の開発

研究課題

研究課題/領域番号 22K03101
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分10030:臨床心理学関連
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

酒井 美枝  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (80813120)

研究分担者 内田 恵  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (00569254)
杉浦 健之  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (20295611)
遠山 竜也  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (30315882)
武藤 崇  同志社大学, 心理学部, 教授 (50340477)
明智 龍男  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (80281682)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2026年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード乳がんサバイバー / 術後遷延痛 / 再発恐怖 / オンライン / アクセプタンス&コミットメント・セラピー / 集団 / ACT / 慢性疼痛 / 再発不安
研究開始時の研究の概要

本研究では,乳がんサバイバーの術後遷延痛と再発不安に対するオンラインによる集団ACTプログラムを開発し,その実施可能性と予備的有用性を検証する。本研究は,痛みと再発不安の相互関連性に焦点をあて,オンラインかつ集団形式によるACTの効果を検証する革新的な試みであり,定期通院が困難な患者層や遠隔でのセラピスト育成への波及効果が期待できる。

研究実績の概要

本研究では,乳がんサバイバーの術後遷延痛と再発不安に対する,オンライン集団アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)プログラムを開発し,その実施可能性と予備的有用性を検証することを目的とする。
本研究は,痛みと再発不安の相互関連性に焦点をあて,オンラインかつ集団形式によるACTの効果を検証する革新的な試みであり,定期通院が困難な患者層や遠隔でのセラピスト育成への波及効果が期待できる。
2023年度は,術後遷延痛と再発不安の両方を扱うACTプログラム自体の開発を目的として,対面形式により,複数例の乳がんサバイバー患者に対する個別介入を行った。それにより,暫定版のプログラムの開発が行われた。個別介入が終了した症例については,2024年度中に,症例研究として,関連学会での発表および論文化予定である。
今後は,オンライン集団形式での単群前後比較研究,オンライン集団形式でのパイロットRCTの準備を進める予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2023年度は,2022年度に引き続きプログラム開発のため,研究者代表者の所属する病院診療科において,対面形式での面接を進める方針であったが,予定よりも研究対象者(術後遷延痛を抱える乳がんサバイバー)が集まらなかった。

今後の研究の推進方策

2024年度は,共同研究者やその関係機関に協力を仰ぎ,研究対象者のリクルートのルートを確保していく。また,オンライン集団形式での単群前後比較研究の準備を進め,EDC(Electronic Data Capture)システムを開設し,2024年度中に実施を予定する。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (20件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 4件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (14件) (うち招待講演 7件)

  • [雑誌論文] 痛みの難治化に対するアクセプタンス&コミットメント・セラピーの視点2023

    • 著者名/発表者名
      酒井美枝
    • 雑誌名

      日本運動器疼痛学会誌

      巻: 15 ページ: 124-130

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 慢性痛患者に対する心理社会面の評価の実際2023

    • 著者名/発表者名
      酒井美枝
    • 雑誌名

      慢性疼痛

      巻: 42(1) ページ: 19-22

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 身体症状症の治療戦略―難治例へのテーラーメイド治療―2023

    • 著者名/発表者名
      名越 泰秀, 富永 敏行, 酒井 美枝, 舘野 歩
    • 雑誌名

      精神神経学雑誌

      巻: 125(12) ページ: 1010-1022

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 否定的な反復的思考の軽減とセカンドライフの充実にアクセプタンス&コミットメント・ セラピーが有用であった一次性慢性痛の症例2022

    • 著者名/発表者名
      酒井美枝, 杉浦健之, 青木晃大, 永田富義, 山本恵美子, 近藤真前
    • 雑誌名

      慢性疼痛

      巻: 41 ページ: 206-210

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] Acceptance and Commitment Therapy in the Transdiagnostic Treatment of a Breast Cancer Survivor: A Case Study2022

    • 著者名/発表者名
      Mie Sakai, Masaki Kondo, Takeshi Sugiura, Tatsuo Akechic
    • 雑誌名

      Japanese Psychological Research

      巻: early view 号: 3 ページ: 1-12

    • DOI

      10.1111/jpr.12422

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 14.診断横断的かつナラティブなアプローチとしてのアクセプタンス&コミットメント・セラピーー慢性広汎性疼痛への治療戦略を一例として-2022

    • 著者名/発表者名
      酒井美枝
    • 雑誌名

      ペインクリニック

      巻: 43 ページ: 1115-1121

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 緩和ケア領域におけるアクセプタンス&コミットメント・セラピー の可能性 ー乳がんサバイバーの術後遷延痛と再発恐怖に焦点をあててー2023

    • 著者名/発表者名
      酒井美枝
    • 学会等名
      第28回日本緩和医療学会学術大会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] あなたの慢性疼痛診療に活かそう!アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)2023

    • 著者名/発表者名
      酒井美枝
    • 学会等名
      第27回日本ペインリハビリテーション学会学術大会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] グリーフに対するアクセプタンス&コミットメント・セラピーの可能性2023

    • 著者名/発表者名
      酒井美枝
    • 学会等名
      第22回日本トラウマティック・ストレス学会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 慢性疼痛に対するアクセプタンス&コミットメント・セラピー2023

    • 著者名/発表者名
      酒井美枝
    • 学会等名
      日本認知・行動療法学会第49回大会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 慢性疼痛に対するアクセプタンス&コミットメント・セラピー2023

    • 著者名/発表者名
      酒井美枝, 佐藤玲子, 山本恵美子, 青木晃大, 永田富義, 杉浦健之
    • 学会等名
      第85回日本心身医学会中部地方会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 心理職から見た “上手くいった”多職種連携・協働の実例2023

    • 著者名/発表者名
      酒井美枝
    • 学会等名
      第53回日本慢性疼痛学会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 大会企画シンポジウム データと語ろうCBSの実践と研究:現場での実践研究の最前線,病院臨床の中でデータを集めるー慢性痛患者への観察研究の報告-2023

    • 著者名/発表者名
      酒井美枝
    • 学会等名
      2022年度 ACT Japan年次ミーティング
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] シンポジウム2 慢性疼痛の初診患者をどうアセスメントするか,名古屋市立大学病院いたみセンターにおける多職種診療システム:心理職の立場から2023

    • 著者名/発表者名
      酒井美枝
    • 学会等名
      第52回日本慢性疼痛学会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 日本における慢性痛患者への集団アクセプタンス&コミットメント・セラピーの効果:予備的研究2022

    • 著者名/発表者名
      酒井美枝, 近藤真前, 杉浦健之, 武藤 崇, 明智龍男
    • 学会等名
      第44回日本疼痛学会・第2回日本術後痛学会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] アクセプタンス&コミットメント・セラピーを行い,再就職につながった慢性一次性筋骨格系痛の症例2022

    • 著者名/発表者名
      酒井美枝, 杉浦健之, 青木晃大, 永田富義, 山本恵美子, 近藤真前
    • 学会等名
      第15回日本運動器疼痛学会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 強オピオイドの減量にアクセプタンス&コミットメント・セラピーが有効であった脊髄損傷後の慢性痛症例2022

    • 著者名/発表者名
      酒井美枝, 杉浦健之, 青木晃大, 永田富義, 飯田裕子, 山本恵美子, 近藤真前
    • 学会等名
      日本ペインクリニック学会 第56回学術大会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 痛み診療における行動科学の展開-改めて考えたい,痛みをめぐる“治療文脈”-痛み診療における行動科学の展開-改めて考えたい,痛みをめぐる“治療文脈”-2022

    • 著者名/発表者名
      酒井美枝
    • 学会等名
      日本ペインクリニック学会第56回学術集会 教育講演13
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] がんサバイバーの抱える苦痛に対するアクセプタンス&コミットメント・セラピー-慢性痛と再発不安に焦点をあてて-2022

    • 著者名/発表者名
      酒井美枝
    • 学会等名
      第27回日本緩和医療学会学術大会 招待講演5
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] アクセプタンス&コミットメント・セラピーからみた難治例~慢性痛診療でのテーラーメイド介入を目指して~2022

    • 著者名/発表者名
      酒井美枝
    • 学会等名
      第118回日本精神神経学会学術総会 シンポジウム52 身体症状症および関連症群のテーラーメイド治療~ 難治例へのストラテジーを中心に ~
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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