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がん患者におけるガイドラインに基く精神心理的支援:実臨床への実装方略の開発

研究課題

研究課題/領域番号 22K03128
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分10030:臨床心理学関連
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

奥山 徹  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (80349349)

研究分担者 長谷川 貴昭  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (20798524)
藤澤 大介  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (30327639)
谷向 仁  京都大学, 医学研究科, 准教授 (60432481)
貞廣 良一  国立研究開発法人国立がん研究センター, 中央病院, 医員 (70571644)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
キーワードせん妄 / 抑うつ / 精神心理的苦痛 / サイコオンコロジー / 緩和ケア / Quality Indicator / ガイドライン / がん / 不安 / 医療の質 / 精神腫瘍学
研究開始時の研究の概要

本研究では、1. 系統的レビュー、エキスパートコンセンサス、実地調査によって ガイドラインに基く精神心理的支援をがん医療に実装するために必要な病院レベルで構築すべき「精神心理的支援システム」を明らかにする。ついで、2. 調査参加施設の病院幹部、 医師、看護師を対象とした構造化面接により「精神心理的支援システム」実装に関する促進要因・阻害要因を同定することで実装方略を策定する。

研究実績の概要

がん患者において、せん妄や精神心理的苦痛は頻度が高く、患者や家族に負担をもたらすのみならず、せん妄は医療事故の増加、医療者の負担増加など、精神心理的苦痛は生活の質の低下、がん治療アドヒアランスの低下、自殺など、様々な深刻な悪影響をもたらす。そのため、精神心理的支援はがん医療における不可欠な要素である。著者らは日本サイコオンコロジー学会ガイドライン策定委員会の一員として、がん患者の精神心理的支援に関するガイドラインを策定している。
ガイドラインに記載されているエビデンスに基づく標準医療を普及実装させるためには、実践されている医療がどの程度標準化されているかを測定する指標が必要である。標準化された介入に対する医療の質を示す指標を Quality Indicator(QI)という。本研究の目的は、がん患者の精神心理的支援に関するQIを開発するとともに、QIに基づいて適切な精神心理的支援の実装方略を策定することである。
QIの標準的開発手法は1. 系統的レビュー、2. エキスパートパネルによる検討、3. 選考されたQIに関する妥当性検証、の3要素で構成される。2023年度は、系統的レビューの研究計画書を策定し、UMINに登録を行うとともに系統的レビューを実施した。せん妄QIに関する包含基準は、せん妄に関するQIの開発やQIの特徴を記述する研究とし、身体疾患による限定は行わなかった。精神心理的苦痛QIに関する包含基準は、精神心理的苦痛に関するQIの開発やQIの特徴を記述する研究とし、がんまたは重篤な身体疾患を有する患者に限定した。さらに、緩和ケアに関するQIについても系統的レビューを行った。
その結果約3000本の候補論文を同定した。本実績記載時点で、独立した評価者による一次スクリーニング、二次スクリーニングを終了しており、現在データ抽出中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

想定より多くの論文が系統的レビューの対象となったため、予定以上の作業時間が必要となった。

今後の研究の推進方策

2024年度中に、上記系統的レビューに関する論文発表を行う。
また系統的レビューの結果を踏まえて、必要に応じて研究全体の方向性について再検討を行う。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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