研究課題/領域番号 |
22K03158
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
赤穂 理絵 東京女子医科大学, 医学部, 准教授 (60627636)
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研究分担者 |
馬場園 哲也 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (70208718)
西村 勝治 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (60218188)
小林 清香 埼玉医科大学, 医学部, 准教授 (40439807)
押淵 英弘 東京女子医科大学, 医学部, 准教授 (90568073)
小林 浩子 東京女子医科大学, 医学部, 講師 (70307495)
石澤 香野 東京女子医科大学, 医学部, 非常勤講師 (70529255)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | うつ病 / 糖尿病 / 多職種協働ケア / 遠隔支援 / 精神科リエゾン / メンタルヘルスケア / 遠隔支援システム |
研究開始時の研究の概要 |
糖尿病患者は頻繁にうつ病を合併し、それによって身体合併症・死亡リスクが上昇する。しかし、多くの患者は精神医療に繋がらず、さらに、うつ病に対する標準治療が行われても糖尿病の改善に結びつかないことが最大の課題である。本研究の目的は、糖尿病治療に携わる医療者・患者双方に有用な遠隔メンタルケア支援システムを構築することである。多職種による協働ケアMDCCは精神・身体への新たな統合アプローチである。本研究は、糖尿病医療にMDCCを導入する。鍵となるケアマネージャー(看護師/心理師)を精神科医が育成・支援する体制を遠隔システムで構築し、MDCCの実行可能性・有用性を検証する。
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研究実績の概要 |
本研究はうつ病を合併した糖尿病患者を対象として、遠隔システムを用いた多職種協働ケア(Multi-Disciplinary Collaborative Care system: MDCC)の日本における実行可能性および有用性を検証する多施設協働研究である。本研究には2つの課題が含まれている。、課題1はMDCCを担うケアマネージャー(糖尿病内科所属の看護師が中心)の育成プログラムの構築と教育効果の検証である。課題2は、うつ病を合併する糖尿病患者にMDCCの介入をおこない、その実行可能性と有用性を検討するものである。 2022年度は、課題1のうちケアマネージャー養成プログラムを作成した。うつ病に関する概要、治療法に関するEラーニング教材、および問題解決療法にかんするロールプレイを含む教育プログラムである。なお、課題2に関しては、糖尿病患者にMDCC介入をおこなう準備として、糖尿病内科医、糖尿病内科看護師、精神科リエゾン専門医、公認心理師のメンバーで、実施に向けてのプロトコルを検討、構築した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
ケアマネージャー候補の選定が遅れたため。 さらに、ケアマネージャー養成プログラム作成において、内科の看護師を対象として、精神疾患(うつ病)の概要や治療を伝えること、特に精神療法の一つである問題解決療法のスキルトレーニング方法を検討することに時間がかかっていたため。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度は、課題1である、作成したケアマネージャー養成プログラムを用いて、ケアマネージャー育成をおこなう。さらに、その教育効果の検証をおこなう。課題2のうつ病合併糖尿病患者に対するMDCC介入研究に関しては、具体的に患者のエントリーをおこない、MDCC介入に着手する。
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