研究課題/領域番号 |
22K03169
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 中部大学 |
研究代表者 |
山内 星子 中部大学, 人文学部, 准教授 (00608961)
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研究分担者 |
小倉 正義 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 教授 (50508520)
伊藤 大幸 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 准教授 (80611433)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2026年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 発達障害 / 大学 / 心理的適応 / 予防的介入 / 大学生 / 適応 / 学生支援 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、大学生を対象にした4年間の縦断調査と、インタビューを併用し、大学生の発達障害特性が不適応を生じさせるプロセスと、高い発達障害特性を有する学生の能力を十分に発揮させる要因を検討する。このエビデンスに基づき、不適応の予防と能力発揮促進を柱とする“適応促進モデル”による支援プログラム開発と効果測定を行う。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は,適応促進モデルに基づく新たな発達障害学生支援プログラムを開発することである。本年度は,新型コロナウイルス流行の影響が限定的になったことから,縦断的データの収集を開始するとともに,発達障害特性が高く,かつ,適応の良い群を対象とした調査の計画を進めた。 まず,縦断的調査データの収集に関しては,A大学に所属する合計約500名の学生からデータを収集した。データ内容は,居住形態,発達障害傾向,パーソナリティ特性,ソーシャルサポート等,心理社会的適応の指標および適応に影響を与えると考えられる変数である。現時点では2つのタイミングでの調査に留まっているが,研究期間内にさらに数回の縦断的データ収集を予定している。また,すでに得た2回の調査データについては,現時点で分析可能な部分を分析し,知見をまとめて学会発表,学会誌への投稿を予定している。 さらに,発達障害特性が高いが適応の良い群に関する調査に関しては,研究分担者とのミーティングを行い,今後順次調査を行っていくことで合意している。2023年度中に調査の方向性について概ね確定させたため,2024年度中に複数ケースの調査を行うこととしたい。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究課題開始年度である2022年度には,新型コロナウイルス流行の影響による大学の活動制限が残存していたことから,出来る限り今後も一般化可能なデータを得るために調査開始を遅らせた。そのために当初の計画よりも遅れてはいるものの,2023年度中に調査を開始し,今後データ収集の目途が立っている。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は縦断的データの収集継続およびその分析を実施するとともに,発達障害特性が高いが適応の良い群についてのインタビュー調査を実施する。
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