研究課題/領域番号 |
22K03721
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分17020:大気水圏科学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
佐藤 可織 九州大学, 応用力学研究所, 准教授 (00584236)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 衛星アクティブセンサ / 混合相 / 雲-降水物理過程 / ドップラースペクトラム / 散乱素過程 / 雲物理機構 |
研究開始時の研究の概要 |
混合相雲とそこから生成される降雪粒子の微物理量を解析する、新たな衛星解析手法を開発する。地上観測等による検証手法を確立し検証を実施する。ミリ波雲レーダ・ライダを搭載する衛星アクティブセンサ観測から、新規手法により微物理量と同時に決定される雲物理過程モデルのパラメータを解析することで混合相雲の物理特性形成に重要な機構の解明を目指す。
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研究実績の概要 |
本研究課題では、混合相雲とそこから生成される降雪粒子の微物理量を解析する、新たな衛星解析手法の開発を行うことを目的としている。衛星解析手法の開発と検証のため、地上観測データを用いた衛星検証手法を確立する。94GHzの雲レーダを搭載するCloudSat衛星(NASA)と2波長偏光ライダを搭載するCALIPSO衛星(NASA-CNES)および、初めてドップラー機能を有する94GHzドップラー雲レーダと波長355nmの高スペクトル分解ライダが搭載される日欧共同提案のEarthCARE衛星観測から、新たに開発を行う衛星解析手法による雲・降水粒子微物理量抽出と同時に決定される雲物理過程モデルのパラメータの解析を行う。これらのことにより、混合相雲および、降雪粒子の物理特性形成に重要な機構の解明を目指す。令和4年度は、研究実施計画より、衛星解析の検証手法を開発するため、地上の光学式ディスドロメーターおよび、マイクロレインレーダのドップラースペクトラム観測データを取得した。これらの観測器を複合利用することで、減衰のない94GHz雲レーダ・ドップラースペクトラムのシミュレーション等が可能な、新たな衛星検証手法の開発に成功した。地上観測と同期した衛星搭載アクティブセンサ観測データの解析に着手した。本研究課題で得られたこれらの研究成果は、国際学術誌に投稿した他、国際学会等を通して研究成果の報告を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本年度は、研究実施計画で予定していた地上観測データを取得し、これらを複合利用した衛星検証手法の開発を行った。さらに、地上観測と衛星の同期データの解析に着手した。研究成果は国際学術誌に投稿した他、国際学会等を通して報告を行った。研究課題は概ね順調に進展している。
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今後の研究の推進方策 |
ミリ波雲レーダを中心とした衛星搭載アクティブセンサ観測から混合相雲とそこから生成される降雪粒子の微物理量抽出、雲物理過程モデルのパラメータ解析を行うための新規手法の開発を実施する。地上複合観測データによる衛星検証手法の検証をさらに進め、検証された衛星解析手法を用い衛星観測から全容が解明されていない混合相雲・降雪粒子の微物理特性の全球解析を実施し、微物理量と同時に決定される雲物理過程モデルのパラメータを解析する。
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