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男女海盆を波源域とする津波発生の可能性評価

研究課題

研究課題/領域番号 22K03775
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分17040:固体地球科学関連
研究機関東京海洋大学

研究代表者

中東 和夫  東京海洋大学, 学術研究院, 教授 (90709346)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード男女海盆 / 海底地すべり / 沖縄トラフ / 津波 / 堆積層構造
研究開始時の研究の概要

本研究では沖縄トラフ最北部に位置する男女海盆の地震発生履歴および海底地すべり発生状況の詳細を明らかにすることである。そのために東京海洋大学の練習船を用いた海底地形調査、海底下地層調査およびピストンコアラーによる柱状資料採取を行う。海底地形、海底下の地層構造から地震断層や海底地すべり発生場所の空間分布を把握する。さらに柱状資料の年代測定から、それらのイベントの発生時期・発生間隔を明らかにすることで男女海盆での地震・津波の発生を考察する。

研究実績の概要

本研究の目的は沖縄トラフ最北部に位置する男女海盆の地震発生履歴および海底地すべり発生状況の詳細を明らかにすることである。そのために東京海洋大学や長崎大学など大学所属の練習船を用いた海底地形調査、海底下地層調査などを行う。海底地形、海底下の地層構造から地震断層や海底地すべり発生場所の空間分布を把握し、男女海盆での地震・津波の発生を考察する。得られた結果をもとに、男女海盆において過去に地震や海底地すべりが、どのような規模・頻度で発生したのかを明らかにし、津波発生の可能性を評価することは九州西部域の防災・減災の観点からも重要である。
2023年度は7月に長崎丸航海を利用し海底地形調査、ドレッジによる海底資料サンプリングおよびCTD採水器による採水・観測を行った。海底地形調査ではこれまでに取得していた海域の周辺海域の調査を行い、海底地形図の広域化を行った。採取した岩石サンプルは現在解析中である。採水した海水は化学的分析を行い、海底での湧水域の有無について検討を行っている。
得られた海底地形やこれまでに取得した海底下構造から男女海盆内および周辺域では複雑なテクトニクスが働いていると考えられる。また、海底地すべりにより形成されたと考えられる海底下構造も確認した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

2023年度は新たに海底地形データ、岩石サンプルなどの取得を行い、解析を進めている。また、海底下構造探査データの解析も進めている。

今後の研究の推進方策

2024年度も引き続き、男女海盆周辺海域での海底地形調査、海底下地層調査およびサンプル採取を行っていく予定である。また、これまで得られた成果の報告も随時行っていく。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Seismic activity in the northernmost Okinawa trough revealed by ocean bottom seismic observations2023

    • 著者名/発表者名
      森本尚里,中東和夫,古山精史朗,山下裕亮,仲谷幸浩,平野舟一郎,八木原寛,宮町宏樹,松島健,山田知朗,篠原雅尚
    • 学会等名
      日本地球惑星科学連合2023年大会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 機動的海底地震観測によって得られた喜界島東方~北東沖における微小地震活動の時空間的特徴2023

    • 著者名/発表者名
      柳田浩嗣,仲谷幸浩,八木原寛,平野舟一郎,小林励司,山下裕亮,松島健,清水洋,中東和夫,山田知朗,篠原雅尚
    • 学会等名
      日本地震学会2023年度秋季大会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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