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人工知能を用いたLEDパッケージングのサロゲートモデリングに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22K03880
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分18030:設計工学関連
研究機関近畿大学

研究代表者

柏尾 知明  近畿大学, 理工学部, 准教授 (10581910)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2026年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード白色LED / パッケージング / サロゲートモデル / 機械学習 / ニューラルネットワーク / CNN / ディープラーニング / 人工知能 / 光線追跡シミュレーション / LEDパッケージング / 最適設計
研究開始時の研究の概要

本研究では,人工知能技術を用いてLEDパッケージングを解析し,最適設計する方法を提案する.機械学習によって重要な光学特性を出力とする汎用性の高いLEDパッケージングの数理モデルを獲得し,その過程で,パッケージング構造の解析も同時に行う.開発期間の短縮のため,一般的に光線追跡シミュレーションがLEDパッケージング設計に用いられているが,設計パラメータの組み合わせの数が膨大となり,シミュレーションに長い時間がかかっている.提案手法によってLEDパッケージングのサロゲート(代理)モデルを得ることができれば,光線追跡シミュレーションにかかる時間を大幅に短縮することができる.

研究実績の概要

本研究では,機械学習(人工知能)技術を用いてLEDパッケージングを解析し,最適設計する方法を提案する.機械学習によって重要な光学特性を出力とする汎用性の高いLEDパッケージングの数理モデルを獲得し,その過程で,パッケージング構造の解析も同時に行う.開発期間の短縮のため,一般的に計算機上での光線追跡シミュレーションがLEDパッケージング設計に用いられているが,設計パラメータの組み合わせの数が膨大となり,シミュレーションに長い時間がかかっている.提案手法によってLEDパッケージングのサロゲート(代理)モデルを得ることができれば,シミュレーションにかかる時間を大幅に短縮することが
できる.
これまでの研究では,Convolutional Neural Network (CNN)を用いて,白色LEDパッケージングの断面画像からの白色LEDの明るさ(全光束)を予測するモデルを得ることができた.また,機械学習モデルを用いて,CNNの予測結果を青色LEDの放射束で補正することで予測性能を向上させることに成功した.白色LEDパッケージングの断面画像には,蛍光体量やレンズ形状などの白色LEDの明るさを決定する重要な設計情報が含まれている.この結果は,CNNが断面画像を学習する過程における特徴マップから,パッケージングの構造解析が可能であることを示している.汎用性の高いモデルを得るためには,さらに広い範囲の設計パラメータを含む学習データが必要となるが,実サンプルのデータを準備することは難しい,そこで,3Dモデルの光線追跡シミュレーション結果を学習データとして機械学習モデルに学習させ,学習済みモデルを得ることに成功した.さらには,3Dモデルによる学習用データ作成のため,Semantic Segmentationを用いて,白色LEDの断面画像上の各構成部材の領域をラベル付けすることで,パッケージングの形状情報を獲得する方法を提案した.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

設計パラメータを広く振った様々なタイプの白色LEDの多くの3Dモデルと,それらのモデルの光線追跡シミュレーション結果の組み合わせから学習データを作成しCNNに学習させたが,予測があまりうまくいかなかった.そこで,3Dモデルに実サンプルのパッケージングから得られた形状情報を反映する方法を検討している.

今後の研究の推進方策

・Semantic Segmentationを用いて得られた,パッケージングの形状情報を3Dモデルに反映する.
・3Dモデルから得られた学習データを用いて,いくつかの代表的なCNNモデルで学習性能の比較評価を行う.
・CNNが認識しているパッケージングの形状情報をパッケージング設計にフィードバックする方法を開発する.

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] CNNを用いた白色LEDパッケージングの構造解析における放射束に基づいた全光束の予測補正2023

    • 著者名/発表者名
      栗巣 心, 柏尾知明, 臼井康輔, 伊藤智海, 武田 怜, 久保田敦子
    • 学会等名
      2023年 電気学会 電子・情報・システム部門大会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] Semantic Segmentationによる白色LEDパッケージングの領域予測2023

    • 著者名/発表者名
      木本結都, 柏尾知明, 奥野靖崇, 伊藤智海, 武田怜, 久保田敦子
    • 学会等名
      2023年 電気学会 電子・情報・システム部門大会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 画像認識モデルにおける白色LEDパッケージング構造の認識能力の検証2023

    • 著者名/発表者名
      清水健人, 柏尾知明, 奥野靖崇, 伊藤智海, 武田 怜, 久保田敦子
    • 学会等名
      2023年 電気学会 電子・情報・システム部門大会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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