研究課題/領域番号 |
22K04473
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23030:建築計画および都市計画関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
山崎 寿一 神戸大学, 工学研究科, 名誉教授 (20191265)
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研究分担者 |
山口 秀文 神戸大学, 工学研究科, 講師 (60314506)
槻橋 修 神戸大学, 工学研究科, 准教授 (50322037)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 震災復興 / 居住 / 集落 / 持続性 / 地域再生 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、2007年能登半島地震の被災地域のうち旧門前町諸岡地区(在郷町、農村中心集落)と旧輪島市河井地区(旧市街)を研究対象に絞って、発災10年の震災復興期とその後のポスト復興期の繋がりに注目し、震災復興計画の検証を行う。あわせて生活と地域の目線から、地域の持続性に寄与する「持続的復興計画論」を構想・展望する。これらを「人間復興と地域復興の両輪からの復興」「被災者のライフステージ・人生設計、世代交代」「通世代定住とイエの持続性」の視点から、調査、分析・考察し、論証する。
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研究実績の概要 |
本研究は、2007年能登半島地震後10年の震災復興期とその後のポスト復興期の繋がりに注目し、震災復興計画の検証を行うもので、あわせて生活と地域の目線から、地域の持続性に寄与する「持続的復興計画論」を構想・展望するものである。 2007年能登半島地震の被災地域のうち旧門前町諸岡地区(在郷町、農村中心集落)と旧輪島市河井地区(旧市街)を研究対象として、以下の研究課題について研究を進めた。また、持続的復興計画に関しては、東日本大震災被災地も研究対象としている。 (1)被災地域の震災10年までの復興プロセスと地域変容の実態を把握し評価するため、震災関連既往調査資料の整理、農村計画・生活環境計画関連資料の整理・分析を進めた。世代交代と相続に伴う住宅や農地の担い手確保・維持管理の問題に関して、既往の調査・研究資料を再分析し国際学会での研究発表を行なった。(2)震災復興事業によって整備・導入された施設・施策のその後(震災10年目以降)の利用実態の把握・評価、および、震災10年までの復興地域づくりとその後の地域創生などの総合戦略の展開に着目し、両者の繋がりや断絶、地域課題への対応を分析するために、上記に関する日本建築学会・農村計画学会関連、震災復興研究の研究資料収集と分析を進めた。(3)持続的復興計画に関する既往研究の整理を行うとともに、東日本大震災被災地の復興に関する研究蓄積を再分析し、被災地における地域の記憶と場所性、復興関連情報の共有手法、居住地再編に関してまとめた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
既往の研究蓄積の整理・再分析については進められたが、現地調査に関しては、天候不順・新型コロナウイルスの感染状況により進められていないため、当初の研究計画からの遅れがある。
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今後の研究の推進方策 |
神戸大学に研究を進める基礎的な設備は整備されている。また、研究課題に関連するこれまでの現地調査資料、統計・専門書などの資料の蓄積と合わせ令和4年度に入手した資料を活用して研究を進める。 本研究は3名で行うが、各調査フィールドでの調査蓄積があり、調査協力者・専門的知識の提供者がいる。これら協力者は研究代表者のこれまでのフィールド研究における現地協力者であり、協力して研究を進めていく。
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