研究開始時の研究の概要 |
より多量化を進行させることを目指しており、例えば、(S)-1は三量化、四量化により、すべての不斉軸が(S)の(S,S,S,S,S)-2(2) (6量体) や(S,S,S,S,S,S,S)-2(3) (8量体) も得られるであろう。研究期間中に多量化反応の反応検討を行い、すべての不斉軸の立体化学が制御されたより高次の多量体2(n)の合成にチャレンジする[目的1]。さらに、これらの多量体の性質の評価を行う。構成分子のピレンが光化学の基準物質であり、かつ、それらが不斉な空間配置を取っていることから、特にキラルな構造由来の光学的性質に注目して評価を行う。さらには、それらを用いた機能性物質へと展開させる[目的2]。
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