研究課題
基盤研究(C)
非放射性元素としては最も原子番号の大きいビスマスは、重元素でありながら低毒性であることが知られている。一方、不安定な化合物が多く15族元素の中では合成化学分野での利用が最も遅れている。本研究では、適切な配位子をビスマス上に導入して安定な含ビスマス環状骨格を構築することにより、これまで安定性の低さゆえに合成化学分野、特に有機合成において利用の進んでいない化合物群の反応性を解明し、ビスマスの特徴を活かした反応剤や触媒を開発する。