水生植物の表面バイオフィルムが関与するマンガン酸化反応機構の解明

• 研究課題/領域番号: 22K05196
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分34030:グリーンサステイナブルケミストリーおよび環境化学関連
• 研究機関: 滋賀県立大学
• 研究代表者: 原田 英美子 滋賀県立大学, 環境科学部, 教授 (20232845)
• 研究期間 (年度): 2022-04-01 – 2025-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2022年度)
• 配分額: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円); 2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
• キーワード: 水生植物 / バイオフィルム / マンガン酸化細菌 / 付着微生物 / バイオ界面

研究開始時の研究の概要

申請者はこれまでに、琵琶湖水圏で採取された水生植物オオカナダモから高濃度のマンガン（Mn）が検出されることを見出し、マンガン酸化能を持つ植物の付着微生物を単離培養した。しかし、この反応が環境中での元素動態へどのように寄与しているかは明らかにされていない。本研究では、琵琶湖およびその集水域の河川に生育する水生植物の付着微生物叢に存在するマンガン酸化能を持つ微生物を最近の知見を取り入れて探索する。水生植物表面のバイオフィルムの生物学的・物理化学的な分析を行い、微生物が生産するバイオフィルムと水生植物の界面（バイオ界面）で起こっているマンガン酸化反応の実体を明らかにする。