現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究ではらせん状のシリカを規則的に配列し、そのキラルシリカの固体界面を別のキラル含有高分子が認識することを示すことを研究の目的として位置づけている。既にシロキサン含有高分子において動的と静的のらせん構造を形成する条件を見出しており、キラルシリカの開発に至っている(JACS Au, 2021, 1, 375, J. Polym. Sci., 2022, 60, 766, Chem. lett., 2022, 51, 781, JACS Au, 2023, 3, 2698, ACS Macro Lett., 2024, in press)。ブロック共重合体に対してこれまで調製した高分子を組み込むことにより、一方方向に巻き方向が制御されたらせん構造を形成することも見出している。これらのことから研究は概ね順調に進展していると判断できる。
|