研究課題
基盤研究(C)
ムギ類赤かび病は Fusarium graminearum が引き起こす麦類生産に脅威となる世界的な難防除病害で、感染した穀粒には熱に安定なトリコテセン系毒素が汚染する。しかし、本菌の生合成(Tri)遺伝子がどのように転写活性化され、かび毒蓄積が蓄積するのかは解明されておらず、有効な汚染防除法もない。本研究では Tri6p 転写因子によるトリコテセン生合成調節機構を解析し、汚染被害の低減化に役立つ知見を得ることを目指す。