研究課題/領域番号 |
22K05497
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38050:食品科学関連
|
研究機関 | 医療創生大学 |
研究代表者 |
佐藤 陽 医療創生大学, 薬学部, 准教授 (20458235)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 乳がん / ローヤルゼリー / ペプチド / 腫瘍 / 増殖 / 浸潤 / 血小板活性化因子 / 脂質 |
研究開始時の研究の概要 |
血小板活性化因子(PAF)は、乳がん細胞で多く産生され、細胞の増殖・運動の促進、血管新生などに深く関与することが知られている。最近私達は、PAFとの特異結合能を有し、動物実験においてその活性を顕著に抑制するローヤルゼリー成分由来化合物を見出してきた。本研究では、この化合物の乳がんに対する抗腫瘍効果を細胞やモデル動物を用いて検証し、乳がんの新たな予防・治療等に応用することを目指す。
|
研究実績の概要 |
本研究では、ローヤルゼリー成分由来ペプチドの乳がんに対する抗腫瘍効果を検証している。2023年度は、2022年度に行った以外のさらなる複数のペプチドについて、ヒト乳がん由来培養細胞(MCF-7)の増殖に対する効果を調べた結果、2022年度に見出した計3種類(まだ非公表とする)のペプチド以外に、MCF-7の細胞増殖を抑えるペプチドは見出されなかった。現在、それらのペプチドの効果が増殖抑制なのか、アポトーシス/ネクローシスによるものかを検証しているところである。今後、この細胞増殖に対する抑制効果が認められた3種類のペプチドについて、細胞の遊走や浸潤に対する効果を検証するとともに、ヒト乳がん腫瘍移植モデルマウス(異種移植モデル)を用いての検討も進めていく予定である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
今年度は、本ペプチドのさらなる抗腫瘍効果を調べようと思っていたが、2022年度に見出した以外に、より強い抗腫瘍効果を期待して新たなペプチドを作製したが、それらの効果はほとんど見出されなかった。
|
今後の研究の推進方策 |
2023年度にあまり進められなかった、ペプチドの乳がん細胞における作用(増殖抑制なのか、アポトーシス/ネクローシスなのか)の検証を進める。 また、2022年度に見出した、3種類のペプチドについて、乳がん細胞の遊走・浸潤に対する効果を検証するとともに、モデル動物を用いての検討も進めていく予定である(新所属機関にて、研究室の立上げも行いながら研究を進めていく)。
|