• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

安定同位体を用いた水溶性ビタミンの原材料識別方法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 22K05535
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分38050:食品科学関連
研究機関公益財団法人日本分析センター

研究代表者

須藤 百香  公益財団法人日本分析センター, その他部局等, 研究員(移行) (40929907)

研究分担者 王 暁水  公益財団法人日本分析センター, その他部局等, 研究員(移行) (10544273)
川島 洋人  芝浦工業大学, システム理工学部, 教授 (60381331)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード安定同位体 / サプリメント / ビタミン / 多元素分析 / 異同識別
研究開始時の研究の概要

近年、健康志向の高まりにより健康食品やサプリメントを利用する人が増加している。サプリメントは、医薬品とは異なり厳しい基準がなく、さらにインターネットを通して手軽に購入できるため、表示偽装や医薬品混入の違法事例が多発している。特に、ビタミン類は、原材料の違いにより価格差が大きいため、原材料を偽る偽装が社会的な問題になりつつある。本研究では、安定同位体を用いた水溶性ビタミン(ビタミンC、B)の原材料の識別方法を確立することを目的とする。多元素同位体分析(炭素、窒素、酸素、水素)及び成分ごとの同位体分析を用いて、より詳細で多角的な識別方法の確立を目指す。

研究実績の概要

近年,健康志向の高まりにより健康食品やサプリメントを利用する人が増加している。サプリメントは,医薬品とは異なり厳しい基準がなく,さらにインターネットを通して手軽に購入できるなど,表示偽装や医薬品混入の違法事例が多発している。特に、サプリメントの売り上げ上位であるビタミン類は,合成原料よりも天然原料の方が,価格が数倍高いため,原材料を偽る偽装が社会的な問題になり始めている。本研究では,安定同位体を用いて水溶性ビタミンの原材料の識別方法を確立することを目指す。令和4年度は、固相抽出法を用いたビタミンC(アスコルビン酸)の最適な抽出方法(固相抽出剤の選択、抽出溶液の種類など)を検討した。令和5年度では、実際に販売されているビタミンCサプリメントに固相抽出法を適用し、回収率や炭素安定同位体比を確認した。また、個別成分分析として液体クロマトグラフィー(LC/IRMS)に用いるカラムや溶離液を選定し、高精度・高確度な分析方法の確立を目指した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

令和4年度は、固相抽出法を用いたビタミンC(アスコルビン酸)の最適な抽出方法(固相抽出剤の選択、抽出溶液の種類など)を検討した。令和5年度では、実際に販売されているビタミンCサプリメントに固相抽出法を適用し、回収率や炭素安定同位体比を確認した。また、個別成分分析として液体クロマトグラフィー(LC/IRMS)に用いるカラムや溶離液を選定し、高精度・高確度な分析方法の確立を目指した。

今後の研究の推進方策

令和6年度は、国内外のビタミン剤を収集し、構築した分析方法をもとに,市販ビタミン剤の炭素・水素・酸素の安定同位体分析を行う予定である。また、成分ごとの同位体分析としてLC/IRMSの0.3‰以下の高精度・高確度な分析方法の確立する。これら確立した方法を用いて、ビタミンCサプリメントの原材料の識別方法を確立することを目指す。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi