研究課題
基盤研究(C)
アセチルコリンは、動物の神経伝達に関与し、生命活動に必須の物質であるが、摂取することで血圧を降下させる機能があることが知られている。最近、ナスの果実に極めて高濃度のアセチルコリンが含まれることが明らかとなり、機能性食品として新たな市場を開拓することが期待されている。しかしながら、ナスの果実でアセチルコリンが蓄積する機構は明らかにされていない。本研究では、果実にアセチルコリンを蓄積するナスと同じナス科で蓄積しないトマトについて、アセチルコリンの調節に関わる遺伝子を解析することにより、ナス科植物の果実でのアセチルコリン蓄積機構を明らかにし、その含量調節が可能であるかを検証する。