研究課題
基盤研究(C)
イネの最重要害虫であるトビイロウンカと抵抗性イネ品種を用い、植物の抵抗性と虫の加害性の相互作用における虫側の要因を特定するとともに、相互作用の分子メカニズムを解明する。具体的には、イネのトビイロウンカ抵抗性遺伝子Bph1に対する加害性を決定するウンカの遺伝因子について、これまでに特定したウンカゲノム領域周辺の詳細なゲノム解析を行い、加害因子を同定するとともに、加害性を決定するメカニズムを解明する。植物の持つ抵抗性遺伝子と害虫が持つ加害因子の相互作用の解析を通じ、既存の抵抗性遺伝子を打破されにくく改変した新しいイネ品種の開発につなげる。