研究課題/領域番号 |
22K05815
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分40030:水圏生産科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人水産研究・教育機構 |
研究代表者 |
伏屋 玲子 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 水産技術研究所(長崎), 主任研究員 (40373469)
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研究分担者 |
安田 健二 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 水産技術研究所(神栖), 研究員 (40866696)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | クルマエビ / 養殖池 / 飼育環境 / 行動 / 水温 / 卵径 / システムダイナミクスモデル |
研究開始時の研究の概要 |
これまでのクルマエビの飼育研究において,親エビの飼育水温が高いほど卵径が小さくなる傾向があることを明らかにした。本研究では,水温などの飼育環境履歴が明らかな養殖池のクルマエビ生態系モデルを天然海域に応用し,環境水温がクルマエビの再生産に与える影響を明らかにすることを目的として,池の中の稚エビから成エビまでのクルマエビの状態と環境データに基づいたシステムダイナミクスモデルを作成する。さらに,その養殖池のエビの卵巣卵データを取得し,水温などの環境情報との関連性を明らかにする。
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研究実績の概要 |
養殖池の中のクルマエビの行動を調べるための準備として,屋内に遮光シートと赤外線ライトを取り付けた掛け流し水槽を設置し,水槽の底面に水中カメラ,シート内で水槽の上部から暗視カメラの2つのカメラを設置した。養成された雌雄のクルマエビをいれ,自動給餌器(18時給餌)を設置し,17時から翌朝8時までの様子を録画するよう設定した。どちらのカメラでも夜間の水槽内を録画することができた。また,養殖池にも水中カメラの設置を試みた。冬期の撮影については成功したことから,成体のエビの様子は観察可能であることがわかった。水中カメラの不具合により修理に出す機会が多かったことと,夏の台風の影響が大きかったことから,夏から秋のカメラ設置が困難となったため,池の中の稚エビの観察はできなかった。水槽および養殖池のクルマエビの録画データを解析中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
使用機材のトラブルが続いたが,概ね実施できている
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今後の研究の推進方策 |
引き続き,飼育水槽および養殖池でのクルマエビの行動を観察する。飼育下および養殖池のエビの卵巣卵の様子を調べるためにバイオプシを試みる。またシステムダイナミクスモデルの作成に着手する。
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