研究課題/領域番号 |
22K06032
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分42020:獣医学関連
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研究機関 | 摂南大学 |
研究代表者 |
尾崎 清和 摂南大学, 薬学部, 教授 (40268496)
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研究分担者 |
児玉 安史 広島国際大学, 薬学部, 准教授 (40389119)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 非アルコール性脂肪肝炎 / マウスモデル / カルニチン / ピオグリダゾン / 組織解析 / ピオグリタゾン / 脂肪肝炎 / 脂肪肝 / 耐糖能異常 |
研究開始時の研究の概要 |
非アルコール性脂肪肝炎(NASH)ならびにそれに起因する癌の発症数は増加しているが、適切な治療薬は未だ見つかっていない。。NASH研究には動物モデルが必須であるが、ヒトと同様に症状が進むモデルは現在存在しない。我々は、低カルニチン血症および新生児からの耐糖能異常を誘発したマウスに対して、高脂肪食を摂取させることにより、ヒトのNASHと類似するモデル開発に成功した。この研究では、この2つのNASHモデルを用い、カルニチン欠乏と耐糖能異常を改善する治療薬を投与することにより、2つの因子がNASHの進行と肝発がんへ関与することをを証明し、その機序の解明を目指す。
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研究実績の概要 |
1. カルニチンは、NASHの進行とNASHに起因した腫瘍発生を抑制できるのか? 本研究では、カルニチンがNASHの進行ならびにNASHに起因した肝発がんプロセスの進行を抑制できるか否かを、申請者が開発した新規のカルニチン欠乏NASHモデルマウスを用いて明らかにするために、高脂肪食を40週間投与することにより、肝腫瘍発生を誘発する低カルニチン血症マウス(NASHモデル)に対し、高脂肪食と同時に高用量あるいは低用量のカルニチンを投与する実験をおこなっている。動物は3月末までにすべて解剖が終了し、現在解析を行っている。 2. インスリン抵抗性改善薬ピオグリタゾンは、NASHの進行とNASHに起因した腫瘍発生を抑制できるのか? 本研究では、インスリン抵抗性改善薬ピオグリタゾンがNASHの進行ならびにNASHに起因した肝発がんプロセスの進行を抑制できるか否かを、申請者が開発した新規の耐糖能異常発現NASHモデルマウスを用いて明らかにするために、発がん性を有さないアロキサンを新生児期のマウスに投与して耐糖能異常を誘発し、高脂肪食を40週間投与することにより、肝腫瘍発生を誘発したNASHモデルマウスを作製している。さらにこのモデルマウスに対し、高用量あるいは低用量のピオグリ タゾンをそれぞれ投与し、高脂肪食摂取のみのNASHモデルを比較することにより、腫瘍発生ならびにNASH進行に対するピオグリタゾンの効果を解析中であり、その一部を40回毒性病理学会で発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
いずれの実験ともに、順調に解剖が終了し、ピオグリダゾンの実験は大部分の解析が終了し、IHC解析を残すのみとなっている。カルニチンの実験も現在組織ならびに血液生化学解析を実施中です。
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今後の研究の推進方策 |
本年度中には、予定していた解析を終了し、学会発表、論文投稿の予定です。
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