研究課題/領域番号 |
22K06052
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分42040:実験動物学関連
|
研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
伊藤 拓哉 旭川医科大学, 医学部, 准教授 (70396539)
|
研究分担者 |
加藤 育民 旭川医科大学, 医学部, 教授 (10332488)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 胎仔心電位 / 計測環境 / 胎子麻酔 / 実験動物 / 心拍変動 |
研究開始時の研究の概要 |
MMB麻酔はマウスの注射麻酔として広く定着しているが、妊娠個体に対する最適な投与量は報告されていない。妊娠動物の体重には胎子重量が含まれ、血流量も増加しているので投与量は別に設定する必要がある。 胎子は酸素供給を母体血流に依存し、母体循環機能が低下すれば胎子は低酸素状態になる。低酸素に対する全身性の対応は自律神経によって調整される。胎子の発達段階によって対応は異なるので妊娠日齢に応じた麻酔条件設定が必要となる。 自律神経が機能する直前と成立後に対して「母体に対する鎮痛」「胎子の酸素化」「血流再配分と心拍変動解析による胎子自律神経活性」を指標に妊娠日齢毎に最適なMMB投与条件を検討する。
|
研究実績の概要 |
動物実験施設内に新たにマウスのSPO2と心電位を計測する機器を導入した。 機器の試運転を行い、微細な胎仔心電位を計測するために必要なノイズ除去までは達成した。 動物を導入し、交配管理する体制が構築できず、動物を使用した計測までは至らなかった。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
施設の衛生管理する目的で設定した動線制限により、実験施設に入域できる機会が限定されている。 そのために機器を導入、実験環境を設定するまでに予想より長い時間を要してしまった。 機器設定が完了した直後の12月におよそ1ヵ月の入院加療が必要になり本格的な実験を開始することができなかった。
|
今後の研究の推進方策 |
施設管理業務との兼ね合いから昨年度の勤務態勢では計画通りに実験を推進できない。 動線に関係なく実験を推進できる環境を別途用意し、遅れを挽回できる体制を構築した。
|