研究課題
基盤研究(C)
近年、ゲノム情報を短期間で正確に改変するゲノム編集技術の開発が行われており、様々な分野での利用が期待されている。CRISPR-Cas9は、最も研究が進み利用されている技術であるが、課題として、配列選択性や特異性、さらに知的財産の問題が指摘されている。本研究では、これらの課題を克服するため、申請者らが開発した新規国産ゲノム編集ツールTiDのさらなる効率化や特異性の向上を行う。TiDを構成する(1) crRNA (2) 各Casタンパク質、両面からの改変を行い、その影響やメカニズムを明らかにしていくことで、高効率かつ高い特異性を持つゲノム編集技術の開発を行う。