研究課題/領域番号 |
22K06374
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分45030:多様性生物学および分類学関連
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
上谷 浩一 愛媛大学, 農学研究科, 准教授 (80638792)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | フタバガキ科 / 東南アジア / 熱帯雨林 / 葉緑体ゲノム / 遺伝的多様性 / 系統地理 / 葉緑体塩基配列 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,従来の短いDNA配列解析からは不明瞭であったフタバガキ科樹木の分布域形成の歴史を解明するために,これまでに採取したDNAサンプルを使って,フタバガキ科主要3種の葉緑体ゲノムの全塩基配列を決定する。そして,集団ゲノムデータを集団遺伝学的手法によって解析することで,遺伝的多様性の地理的分布を明らかにする。さらに,研究成果を自然集団の遺伝的多様性を考慮した保全に還元することで,生物多様性保全に関連する施策を支援する。
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研究実績の概要 |
本研究では,従来の短いDNA配列解析からは不明瞭であったフタバガキ科樹木の分布域形成の歴史を解明するために,フタバガキ科主要3種の葉緑体全ゲノムデータを解析することで,遺伝的多様性の地理的分布を明らかにする。初年度は,これまでに採取したDNAサンプルの精製および乾燥標本からのDNAの再調整をおこなった。次世代シーケンシング用サンプルの調整に十分なDNA量を満たしていないサンプルが多数あったが,当初の予定していたフタバガキ科主要3種以外の種を含む複数種のDNAサンプルの準備が完了した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
次世代シーケンシング用サンプルの調整に時間がかかったことにより進捗が遅れたが,目的を達成するのにほぼ十分なサンプルを得ることができた。不足するサンプルについては,今年度内に新たな葉サンプルを採取する予定である。
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今後の研究の推進方策 |
次世代シーケンシング解析によって,フタバガキ科5種の葉緑体全塩基配列を決定する。
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