新しい神経栄養因子サブタイプBDNFプロペプチドの作用メカニズムの研究

• 研究課題/領域番号: 22K06448
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分46010:神経科学一般関連
• 研究機関: 金沢工業大学
• 研究代表者: 小島 正己 金沢工業大学, バイオ・化学部, 教授 (40344171)
• 研究期間 (年度): 2022-04-01 – 2025-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2022年度)
• 配分額: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
• キーワード: 神経栄養因子 / 脳 / 老化 / メカニズム

研究開始時の研究の概要

近年申請者は、脳由来神経栄養因子BDNFの産生過程の副産物 BDNF pro-peptideがシナプ ス伝達の抑制因子であることを発見し、BDNF pro-peptideとそのp75受容体の脳内含量は マウスの老化に伴い増加ししていることを見出した。そこで本提案研究では、プロテオミクス解析結果に基づいた新たな神経栄養因子BDNF pro-peptideとその受容体p75を介したスパイン退縮のメカニズムの解明、RNA-seqを用い たBDNF pro-peptideシグナルが担う変動遺伝子群の研究、BDNF pro-peptideが作用する構 造生物学的研究を行い、BDNF pro-peptideおよびp75シグナルによる神経機能低下のメカニズムを 解明することにより認知症の予防と治療を目指した新たな礎を築く。