研究課題
基盤研究(C)
がん細胞は、その高い増殖性や栄養要求性のため、グルコース飢餓等の栄養飢餓状態にあり、慢性的な代謝ストレスに曝されている。このとき致死的でない低容量代謝ストレスへの持続的な曝露により、がん細胞集団がストレスに対して適応能力を高めていると考えられる。しかし、持続的な低容量代謝負荷が、がん細胞集団のストレス耐性を強化する分子機構は依然として未解明である。本研究では、がん細胞における低容量の糖代謝負荷が、抗がん剤耐性がん細胞の出現に及ぼす影響について検証する。