研究課題/領域番号 |
22K06622
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47030:薬系衛生および生物化学関連
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研究機関 | 大阪医科薬科大学 |
研究代表者 |
小池 敦資 大阪医科薬科大学, 薬学部, 講師 (00625725)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 肺線維症 / 急性増悪 / マクロファージ / ゲラニルゲラニル転移酵素 / プレニル化 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、「肺の線維化におけるゲラニルゲラニル転移酵素(GGTase)の役割を明らかにし、その制御機構を解明すること」である。これを実証するために、GGTaseの阻害剤あるいは遺伝子欠損マクロファージやマウスを用いて、GGTaseによる肺線維化の制御機構を解析する。また、既存治療薬の抗線維化薬とGGTase阻害剤との併用効果について肺線維症モデルマウスを用いて検証する。本研究の成果は、GGTaseの阻害を介した肺線維症の治療の確立につながることが期待される。
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研究実績の概要 |
令和5年度は引き続き、ゲラニルゲラニル転移酵素(GGTase)遺伝子欠損細胞の作成を行なった。マクロファージ細胞株のRAW264.7細胞を用いて、CRISPR/Cas9システムにより、GGTaseを欠損させ たマクロファージの作製を行なっている。現在は、ノックアウト細胞の取得の試みに加えてsiRNAを用いたノックダウンを行い、表現系を解析している最中である。 令和5年度は、肺線維症の急性増悪モデルを作製し、急性増悪におけるマクロファージの役割を明らかにすることができた。次年度は本モデルにおけるゲラニル化阻害の影響についても解析予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
マクロファージの遺伝子導入効率の悪さからノックアウト細胞の作製に時間がかかっており、遅れが見られる。
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今後の研究の推進方策 |
本年度は肺線維症における最大の課題である急性増悪機構の一端を明らかにすることができたことから、次年度は、急性増悪への移行を抑制する標的としてゲラニル化タンパク質に焦点を当ててて、ゲラニルゲラニル転移酵素と肺線維症との関係性を明らかにしていく予定である。
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