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腸内代謝モデル組み込み活性評価システムと肝庇護物質の天然素材からの探索

研究課題

研究課題/領域番号 22K06691
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分47050:環境および天然医薬資源学関連
研究機関福岡大学

研究代表者

土橋 良太  福岡大学, 薬学部, 講師 (00369026)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード天然薬物 / 腸内細菌叢 / 肝保護 / 腸内細菌 / 腸内細菌代謝
研究開始時の研究の概要

腸管内薬物代謝実験モデルをin vitro(試験管内)の生物活性試験に組み込んだ生物活性評価系を用いて、近年増加してきている非アルコール性脂肪肝(NAFL)からの非アルコール性肝炎(NASH)患者への肝保護効果が期待できる天然薬物、食経験のある山菜などの中から新規肝庇護薬の探索を行う。

研究実績の概要

令和5年度も引き続き、伝承によって効果が認められる天然薬物や、健康機能性食品、経験がある野草(いわゆる山菜)などを、季節に応じて、採取可能なフィールドで 採集しました。また、特定の地域でしか、食されない野草も購入した。これらのものは、購入可能なものばかりでないため、フィールドに行って採取することが重要です。また、野草である山菜などの食経験があるも のは、栽培されたものも多く流通し、購入可能なものも多いが、天然のものと成分、品種等が異なる可能性があるため、フィールドでの採取が特に重要となる。
上記で採取した天然薬物や健康機能性食品、山菜を、メタノール等の有機溶媒で抽出濃縮しエキスとし、次に、そのエキスをDiaion HP-20、Sephadex LH-20、 ODS等を用いたカラムクロマトグラフィーにより分離精製を行った。それら分離精製されたフラボノイド系化合物やサポニン系化合物などはHPLCを用いたプロ フィール分析やNMR、MSなどを組み合わせて構造決定を行った。分離スケールの小さい状況(最終的に得られる化合物量が10mg前後)では、これらの化合物を 分離精製・構造決定することに大きな困難はないが、腸内細菌による代謝実験や肝保護活性の測定する場合には、必要になる化合物量も増えるため、それら化合 物を大量に分離精製する必要があり、時間と、労力が必要になってくる。 そこで、先に分離精製し構造決定にまで至った化合物を指標にして、分離するスケー ルを拡大した上で、それら化合物の大量分取を行っている状況です。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

コロナ禍の影響の残るなか、実験スケジュールに制限もあり十分な時間がとれなった。 また、天然よりの植物採取においては、時期が非常に重要となるが、その見極めが難しく採取にも困難であった。

今後の研究の推進方策

伝承に基づく効果のある天然薬物や野草、山菜などのサンプルを引き続き収集する予定です。採取は季節性や採取可能な量に制限がるが、栽培可能なものがあれ ば栽培にも取り組んでいく予定です。
分離精製においては、大量分離には技術と時間が必要だが、従来のオープンカラムだけでなく、中圧カラムを使用して分離精製のスピードアップを図りたいと考 えている。また、腸内細菌、腸内細菌叢を用いた代謝実験も同時に行って行く。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2023 2022

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 大豆品種間によるイソフラボン及びサポニン含量変動の解析-多変量解析法(主成分分析)を用いて-(2)2023

    • 著者名/発表者名
      土橋良太
    • 学会等名
      日本薬学会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 大豆の成長段階における成分変化に関する研究(3) ―多変量解析法 (主成分分析)を用いて―2023

    • 著者名/発表者名
      土橋良太
    • 学会等名
      日本薬学会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 大豆品種間によるイソフラボン及びサポニン含量変動の解析-多変量解析法 (主成分分析) を用いて-2022

    • 著者名/発表者名
      土橋良太
    • 学会等名
      生薬学会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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