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非定型抗精神病薬による血糖値異常のメカニズム解明および予防法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 22K06720
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分47060:医療薬学関連
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

永田 将司  東京医科歯科大学, 東京医科歯科大学病院, 准教授 (40412829)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード血糖値 / オランザピン / AMPK / 薬理学
研究開始時の研究の概要

非定型抗精神病薬の重大な副作用に高血糖があり、臨床使用上大きな問題となっている。これらの薬物を安全に使用するためには、血糖値異常を引き起こすメカニズムを明らかにし、副作用の予防方法を構築することが重要である。本研究では、いまだ明らかとなっていない非定型抗精神病薬による血糖値異常のメカニズムの全容を明らかにするとともに、血糖値異常を抑える予防薬を探索し、非定型抗精神病薬による血糖値異常の予防法を開発することを目的とする。

研究実績の概要

本研究では、いまだ明らかとなっていない非定型抗精神病薬による血糖値異常のメカニズムの全容を明らかにするとともに、血糖値異常を抑える予防薬の探索をし、非定型抗精神病薬による血糖値異常の予防法を開発することを目的としている。
非定型抗精神病薬による血糖値異常のメカニズムおよび予防薬を明らかにするために、今年度は以下の検討を行った。
<オランザピン長期投与後に血糖値を上昇させる条件の探索>
Wistar系雌性ラットにオランザピン 10 mg/kgを1日2回(20 mg/kg/day)2週間経口投与したところ、血糖値の上昇が認められた。従って、この実験条件で血糖値予防の候補薬を探索することとした。
<オランザピンによる血糖値上昇を予防する漢方薬の探索>
昨年度の研究で、オランザピン単回投与による血糖値上昇は、視床下部のAMPKの活性化が原因であることが明らかとなっている。そこで、オランザピン長期投与による血糖値上昇のメカニズムも同様であると仮定し、視床下部AMPK活性化を抑えるベルベリンを含む漢方薬をオランザピンと併用することで、オランザピンによる血糖値上昇にどのような影響があるのかを検討した。その結果、黄連解毒湯をオランザピンと併用した際に、オランザピンによる血糖値上昇を抑えることが分かった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

2023年度にオランザピンによる血糖値上昇を抑える漢方薬を見つけることができたため、ほぼ予定通りに進展している。

今後の研究の推進方策

黄連解毒湯によるオランザピン血糖値上昇の予防メカニズムを明らかにするとともに、最終年度は学会発表や論文投稿などを行い、研究成果を公表していく。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] オランザピン長期投与による高血糖を予防する視床下部AMPKを介した黄連解毒湯の効果2024

    • 著者名/発表者名
      日下部由奈,石渡泰芳,永田将司
    • 学会等名
      日本薬学会第144年会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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