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レドックス調節因子活性制御に基づく新たな肥満症予防および治療法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 22K06762
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分47060:医療薬学関連
研究機関旭川医科大学

研究代表者

澤本 一樹  旭川医科大学, 医学部, 特任助教 (80608696)

研究分担者 岡田 光  金沢大学, 医薬保健学総合研究科, 特任准教授 (50788916)
永島田 まゆみ  金沢大学, 保健学系, 研究協力員 (30645510)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2022年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード肥満 / 生活習慣病 / Nrf2 / アデノ随伴ウイルス / 遺伝子治療
研究開始時の研究の概要

転写因子Nrf2(NF-E2-related factor 2)は酸化ストレス防御の中心的な役割を担うことが知られている。これまでに、Nrf2の活性化は肥満や糖尿病などの慢性疾患の予防に寄与することが動物モデルを用いた検討から示唆されている。しかしながら、当分子の活性化が糖脂質エネルギー代謝調節機構に与える影響については未だ明確ではない。本研究では、ウイルスベクターを用いてNrf2活性を段階的に調節することで、肥満状態における同分子の未知の代謝制御機構を明らかにする。

研究実績の概要

肥満症に対する有効で安全性の高い予防および治療法の開発が社会的に求められている。転写因子Nrf2(Nuclear factor erythroid 2-related factor 2)は抗酸化酵素を誘導するマスター制御因子であるが、同分子が糖脂質エネルギー代謝調節機構に与える影響については未だ明確にはなっていない。そこで本研究においては、ウイルスベクターを用いてNrf2活性を段階的に調節することで、肥満状態における同分子の未知の代謝制御機構を明らかにすることを目的とする。今年度は、Nrf2を発現するアデノ随伴ウイルスベクター(AAV8型)を作製し、C57BL/6J雄性マウスへの静脈内投与を行った。投与後、高脂肪食を負荷し肥満を誘導した後に代謝臓器を採取し、各AAVベクターの生体内分布試験およびEGFPの発現解析を行った。とりわけ肝臓においてはAAVベクターの高い導入効率および強いEGFP蛍光を認めた。一方で、脂肪組織、膵臓、筋肉等のその他の代謝臓器においてはベクターの導入効率およびEGFP蛍光発現は乏しかった。対照群(コントロールベクター投与)と比較して、Nrf2発現AAVベクターを投与したマウスの肝臓におけるNrf2のタンパク発現およびNrf2標的遺伝子群のmRNA発現は上昇を認めた。また、対照群と比較してNrf2発現ベクター投与群では体重差に変動は見られなかったものの糖負荷試験後の血中濃度は低く推移し耐糖能の改善を認めた。

報告書

(1件)
  • 2022 実績報告書

URL: 

公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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