研究課題
基盤研究(C)
我々はこれまでに、コクサッキーウイルスB群3型(CVB3)が肺癌、中皮腫、乳癌に対して抗腫瘍作用及び抗腫瘍免疫誘導能に優れていることを明らかにしてきた。しかしながら、その詳細な機構はまだ不明である。本研究は、これまでに判明した抗腫瘍免疫誘導能を詳細に解析することのみならず、免疫正常マウスを用いてリンパ球や樹状細胞等を中心とした免疫担当細胞を経時的に解析し、その機構を正しく理解することにより、免疫チェックポイント阻害薬併用等による更なる治療効果増強を目指す。これら免疫を利用した新たなCVB3療法を開発することで、難治性悪性腫瘍に対する新たな福音としての革新的治療法開発の礎となり得る。