• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

大腸癌の悪性化進展を抑制する新しい制癌シグナルの解明

研究課題

研究課題/領域番号 22K06918
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分49010:病態医化学関連
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

與五沢 里美  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (60392437)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード大腸癌 / リン酸化酵素
研究開始時の研究の概要

我々は、これまでリン酸化酵素DYRK2の機能同定を行ってきた。これまでの解析から、DYRK2は、乳癌、大腸癌など多くの癌の進展・転移を抑制する癌抑制因子として働くことが示唆されており、新たな治療ターゲットとしての可能性が期待される分子である。しかしながら、マウス個体レベルにおける抗腫瘍能とその分子機序については全く不明である。本研究は、大腸特異的DYRK2欠損大腸癌モデルを作製し、大腸癌におけるDYRK2のマウス個体レベルでの抗腫瘍能とその分子機序を明らかにすることを目的とする。それにより、大腸癌の悪性化進展を抑制する新規治療法の開発へ向けた基礎的知見を得る。

研究実績の概要

我々は、これまでリン酸化酵素DYRK2の機能同定を行ってきた。これまでの解析から、DYRK2は、乳癌、大腸癌など多くの癌の進展・転移を抑制する癌抑制因子として働くことが示唆されており、新たな治療ターゲットとしての可能性が期待される分子である。しかしながら、マウス個体レベルにおける抗腫瘍能とその分子機序については全く不明である。
本研究は、大腸特異的DYRK2欠損大腸癌モデルを作製し、大腸癌におけるDYRK2のマウス個体レベルでの抗腫瘍能とその分子機序を明らかにすることを目的とする。それにより、大腸癌の悪性化進展を抑制する新規治療法の開発へ向けた基礎的知見を得る。
本年度は、まず大腸特異的DYRK2欠損大腸癌モデルの作製を試みた。アゾキシメタン、デキストラン硫酸ナトリウムをマウスへ投与することにより大腸炎関連癌モデルを作製した。また、Apc遺伝子を欠損させることによりApc遺伝子欠損大腸癌モデルを作製した。その後、これら大腸癌モデルマウスを経時的に観察し、腫瘍形成の有無や腫瘍個数、サイズの計測などの腫瘍形成能の評価を行い、新たな知見を得ることができた。現在、その作用機序について解析を進めるため、網羅的発現解析を行い、表現型に関連するシグナル分子の発現や活性、下流遺伝子発現の詳細を検討中である。
本研究成果から、大腸癌における新しい制癌シグナルが明らかになることにより、大腸癌の病態生理を理解するための基盤データを得ることが期待できる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

大腸特異的DYRK2欠損大腸癌モデルの病態について解析を進め、その作用機序について検討中であるため。

今後の研究の推進方策

大腸特異的DYRK2欠損大腸癌モデルの病態を説明しうる作用機序解析を引き続き進める予定である。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] <scp>DYRK2</scp> promotes chemosensitivity via p53‐mediated apoptosis after <scp>DNA</scp> damage in colorectal cancer2023

    • 著者名/発表者名
      Takano Yasuhiro、Yogosawa Satomi、Imaizumi Yuta、Kamioka Hiroshi、Kanegae Yumi、Eto Ken、Yoshida Kiyotsugu
    • 雑誌名

      Cancer Science

      巻: 114 号: 12 ページ: 4558-4570

    • DOI

      10.1111/cas.15973

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 病理形態解析が明らかにするDYRK2欠損マウスの多様な組織形成異常2023

    • 著者名/発表者名
      與五沢里美
    • 学会等名
      先端モデル動物支援プラットフォーム2022年度成果発表会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 招待講演

URL: 

公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi