研究課題
基盤研究(C)
オステオポンチン(OPN)は、浸潤・転移や腫瘍形成など癌悪性化に関わる細胞外マトリックスである。OPNは非常に多くのリン酸化部位を持つが、癌悪性化におけるリン酸化の意義については不明である。申請者はごく最近、癌細胞由来リン酸化OPNが細胞運動を促進する、という現象を新たに発見した。そこで本研究では、OPNによる癌悪性化の分子メカニズムをリン酸化に着目して明らかにすることを目的とする。