研究課題/領域番号 |
22K07175
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分50010:腫瘍生物学関連
|
研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
赤松 弘朗 和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (10646582)
|
研究分担者 |
山本 信之 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (60298966)
洪 泰浩 和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (80426519)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 免疫チェックポイント阻害剤 / EGFR遺伝子変異 / 非小細胞肺がん |
研究開始時の研究の概要 |
我々が行ったEGFR Mtに対する化学療法+ICIの医師主導治験で回収した手術検体を用いて、マルチオミクス解析(次世代シーケンサーによる網羅的ゲノム解析・トランスクリプトーム解析・蛋白発現解析)を行い、ICI低感受性肺がんであるEGFR Mtにおける化学療法+ICIの効果予測因子を検討するとともに、不応例については耐性機序を同定し、これに基づく新規治療標的の探索を行う。
|
研究実績の概要 |
本体研究である完全切除、病理病期II-IIIA期のEGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺がんに対するプラチナ併用療法+アテゾリズマブ術後補助化学療法の有効性および安全性を探索する多施設共同第II相試験(ADJUST試験、JapicCTI-194849)は解析を終了し、2024年9月の欧州臨床腫瘍学会、11月の日本肺癌学会総会にて結果を報告予定である(抄録投稿済み)。組織検体を用いた附随研究については倫理委員会にて承認を受け、全症例の組織検体を収集完了した。現在当科でDNA/RNAの抽出を完了し解析に進んでいる。DNA解析は終了しており、現在RNA解析も進行中である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
検体の集積、解析開始までは順調に推移している。今後、解析結果と臨床情報の突合を進めていく。
|
今後の研究の推進方策 |
DNAを用いた網羅的遺伝子変異解析の結果を元に、Tumor mutation burdenによる効果の違いや奏効・非奏効に関わる因子を同定を検討する。EGFR遺伝子変異陽性例では従来から免疫抑制性シグナルの亢進が言われており、RNAを用いた遺伝子発現解析によって効果予測因子の検討を進める。
|